大潮満潮、ゴミ多し

昨日からN潟大学ＯＢエイトが戸田に練習に来ている。
そのメンバーの一人、S藤氏が東大のコーチング状況を見学したいとの申し入れあり。漕艇部長、監督の了解を頂いた上で、土曜日ＰＭの陸トレ(C2トレーニング）及び、日曜EMのエイト乗艇（シートレース）の状況を見学頂いた。
エイト乗艇に関してはシートレースだった事もあり、コーチングというより、大曲〜笹目間のレースコースの設営（センターブイを4か所設置）や、レース中のレート管理、シートレース対象漕手の水上乗り換えなどの状況を観察頂いた。
漕手が1名乗り替わる事で2艇の艇差が変化する状況を観察頂いた。

さて、今日は色々なトラブルがあった。以下、時系列順にて記載：

1. W.Upして上がってきた淡青クルーより、浮遊していたゴミ（流木）に接触してインペラーが脱落。SpeedCoachの距離や艇速データが取れないとのこと。レートが読めるのでＯＫ．問題は距離だが、天寵の距離データをコーチのモニターを介して淡青に伝えることとした。
2. 次に天寵が上がってきたが、いつもなら300m程度離れていてもデータ（電波）が届くのに、今朝は10m以内まで近づかないと天寵のデータが届かなかった。試しにコーチ用SpeedCoachを天寵に渡したが、状況は変わらなかったというより、天寵用SpeedCaochをコーチ用にした結果、淡青の情報（レート）も読めなくなった。この経緯から天寵用SpeedCoachアンテナに問題がある事が明らかとなった。距離に関しては、これまでずっと同じコースでレースしてきていることもあり、コックスやクルーは概ねの距離感がある。レートに関しては手元のピッチ計で計測出来た。
3. 上記のトラブルあったがシートレース自体は、2艇の艇差をチェックすることで、5本全て予定通り実施出来た。終了後、岸けり場に戻るとビッグモーター用トレーラーが来ていなかった。岸にはマネージャーがいて、河川敷進入用のゲートの鍵が壊れてトレーラーが入れないと言う。已む無く、岸辺に係留。マネージャーをモーターに載せて待機させた。河川事務所に連絡し、ゲートを開けて貰い、ビッグモーターは午後に回収。

以上の通り、今日は3件のトラブルが同時に発生。受難の日だった。不幸中の幸いで、事故などの実害は発生しなかった。やれやれ。

前段が長くなったが、今朝は大潮満潮。風が弱く、水位が上がって岸辺から浮いて来たゴミが水面に長時間漂い、モーターの船体にも少しゴミが当たった。淡青のインペラーが脱落するトラブルはあったが、エイト艇の船体に傷が付く様なトラブルは無かった。

水温は昨日とほぼ同じ。

• 大曲：11℃→10℃
• 漁船前：ブイ設置時：12℃（下げ潮でその後は大曲の水温と同じになった筈）
• 笹目橋：シートレース1本目：14℃
• リバステ前：12.5℃

今朝は、O川の代漕で天寵4番にA木が急遽乗ったが、天寵が5戦全勝。A木に代わった事による艇速レベルの低下は無かった。
A木はこの冬場の漕ぎ込みで、現時点で対校選手並みの漕技が身に付いたものと考える。この他、ジュニアはA石やT中優もエイトシートレースに参加して問題なく漕げている。
今年のジュニアは人数は少ないが、スカルでの漕ぎ込みを介して例年より漕技水準は高いと言える。

艇速の方は、天寵の5本平均が昨日より若干改善して、1'43.4/500, SR22.5。代漕にA木が入った事を勘案すれば、なかなか良く漕げたと認識。
シートレースの結果の要点：

1. Y本 vs H谷川：　Y本の勝ち、1.7Ｌ差
2. T中優 vs A原：　A原の勝ち、2.5Ｌ差
3. コックス対戦：I泉 vs I田：　I泉の勝ち、0.5Ｌ差
4. H部 vs S水：　S水の勝ち、0.7Ｌ差

＜写真＞
　5時47分。ブイ設置後。夜明け前の笹目方向の空。
　6時13分。シートレース1本目スタート。
　6時17分。1本目の中盤。天寵が１Ｌリード。
　6時21分。1本目の終盤。
　6時27分。笹目橋越に見えた日の出。
　6時33分。2本目の序盤。
　6時35分。中盤で天寵がリード。
　6時40分。2本目のゴール付近。大きく水を明けて天寵の勝ち。
　6時55分。3本目の序盤。
　6時57分。天寵が徐々にリード。
　6時59分。3本目の後半。ゴミが浮いている。
　7時00分。終盤で淡青が追い上げ、0.5Ｌ差まで詰めた。
　7時11分。4本目の序盤。
　7時13分。4本目の中盤。
　7時19分。4本目の濃いう半。天寵が１Ｌリード。
　7時30分。5本目の前半。天寵がリード。
　7時31分。淡青が接近し、泡が被る。
　7時32分。水が空かない接戦。
　7時35分。半艇身差以内まで淡青が追い上げ。
　7時36分。1/3L差でゴール。

＜動画＞

M8+ 天寵
O川が体調不良で漕げなくなったため、ジュニアのA木が急遽の代漕。
木は良く漕いで、天寵は5戦全勝だった。
尚、天寵のSpeedCaochアンテナが故障したため、天寵の艇速データがコーチモーターになかなか届かず、距離やレートが良く見えなかった。
揚艇後に天寵Speedcoachのアンテナを交換。コックスは日頃からSpeedCaochの整備を確り行おう。
シートレース(2400m x 5, SR22)の平均艇速：

• 天寵：Ave.1'43.4/500, SR22.5, 2000mSS換算6'27.3, η90.5%、5戦全勝

https://www.youtube.com/watch?edit=vd&v=jqcuf1Mnuik

M8+　淡青
淡青はW.Up時にゴミ（流木）がインペラーに当り、インペラーが外れてしまった。このため、淡青の艇速及び距離データが取れなかった。
頼みの綱は、天寵の距離と艇速データだが、前述の通り、天寵のアンテナが故障してしまったため、天寵の距離が良く分からず、コーチから距離を淡青に伝える事が出来なかった。
淡青は、艇速データ、距離データが見えなかった事が影響したか、5戦全敗だった。
https://www.youtube.com/watch?edit=vd&v=lNqzo3VTWaU

以上