Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

目標タイムと結果、及び考察

<エイト>
エルゴ75kg換算値 6:35、効率110%、目標タイム5:47
結果は順位決定での6:03。(16秒未達)
もし、目標タイムを出していれば総合2位レベル。優勝は早大の5:45。
練習でも2000m換算で6:00が切れない低いパフォーマンスだったが、練習の結果がそのまま本番で出た。レース前にトップスピードはある程度出せるようになり、1Qは強豪クルーとほぼ横並びだが、2Qから3Qの中盤で艇速がガクンと落ちた。中盤での弱さは練習時から見られた課題だったが、克服出来なかった。ラストスパートはそれほど悪くは無かった。
中盤で艇速が落ちるのは、先ずエルゴスコア不足。決勝に駒を進めるには75kg換算で最低でも6:30は切らねばならない。そして漕ぎの精度。決勝進出クルーがキャッチからの跳ね返り、一拍のドライブまで一気に加速できているのに対し、東大エイトは中盤に入るとマッタリとしたドライブになり、フィニッシュでの力強い押し切りが全くできていなかった。また、このドライブの水平感不足、有効レンジ不足に起因するところもあるが、動きが硬く、また、上下の無駄な動きが目立った。
先ずは冬場の陸トレで、もっとよく追い込み。中盤での出力低下を克服する必要あり。
乗艇ではフィニッシュまで水平に加速し続ける漕ぎを徹底取り組みの必要がある。
尚、低レベルの争いではあったが、準決勝進出を賭けて、絶対負けられない敗者復活戦で、昨年来の因縁の相手である日体大に1艇身強の差つけて勝てたのは良かった。また、準決勝及び順位決定戦で全力を発揮すべく岸蹴り前やアップ中に集中して取り組んでいるクルーの姿を見る事が出来たのはコーチとして嬉しかった。<付きフォア>
エルゴ75kg換算値 6:42、効率102%、目標タイム6:38
結果は順位決定での6:46 (8秒未達)
もし、目標タイムを出していれば総合5位レベル。優勝は日大の6:32
2年生2名が乗ったクルーで、練習を介してパフォーマンスが向上したが、目標には届かなかった。有効レンジが短いこと、また、四人のユニフォーミティーが必ずしも十分ではなかった。予選のタイムはこのクルーの現状実力だったと思われる。
敗者復活戦では、ステッキボードへ着けるのが早すぎて体が固まってしまったことと、中盤勝負を優先し、1Qで飛ばさなかった為に他のクルーに置いて行かれ、学習院大クルーを調子付かせてしまった事が敗因。
敗復落ちは想定外だったが、上手く出来ても順位決定戦には届かなかったと思われる。
しかし、レースに向けて、上級生の整調やコックスが2年生二人をよくリードして練習に取り組んでいたのは良かった。二年生にとっては新人戦に向けて良い経験になったと思う。<付きペア>
エルゴ75kg換算値 6:44、効率95%、目標タイム7:38
結果は順位決定での7:45 (7秒未達)
もし、目標タイムを出していれば総合5位レベル。優勝は早大の7:29。
二人とも漕技が未熟で、クルーを組んだ当初は、バタバタで、敗復落ちが危惧されたが、臨時コーチを買って出てくれたO塩コーチ(付きペア指導で実績あり)の指導で徐々に漕ぎが改善した。インカレのレースでも予選、敗復、順位決定とパフォーマンスが改善し、最後のレースではこのクルーとして最も良いパフォーマンスが出た。<シングルスカル>
エルゴ75kg換算値 6:47、効率100%、目標タイム7:32
結果は順位決定での7:35 (3秒未達)
もし、目標タイムを出していれば総合5位レベル。優勝は明治の7:22
微順風の予選で自己ベストの7:35を出し、予選タイム順で4番目だった。準決勝で一位ゴールして決勝へ駒を進めたかったが、準決勝では強めの順風が吹き、トップスピードが要求される高速レースとなった。K下は中盤に強みがあるが、トップスピードが必ずしも十分でなく、序盤の高速レースについて行けずレースをさせて貰えなかった。
9月の全日本までにトップスピードを改善したい。
尚、東大にはK下の体格(81kg)に見合った艇が無く、成蹊大学OBのN村さんからカナダのFluidesign社製1X艇を借艇して出漕した。K下の漕ぎによくマッチしており、予選での自己ベスト更新に大きく寄与した。この艇はN村さんのご好意で全日本までお借り出来ることになった。<クォード>
エルゴ75kg換算値 6:48、効率100%、目標タイム6:24
結果は順位決定での6:42 (18秒未達)
もし、目標タイムを出していれば総合7位レベル。優勝は明治の6:05
練習時から、パフォーマンスの波が大きく、仕上がらない状態でレースに臨んだ。
予選は全く良いところなしだったが、敗者復活戦は1000mまではまずまずの漕ぎが出来て2位をキープして準決勝に駒を進められるかと思ったが、3Qに入って力尽きた。
他のクルーがリラックスしてスムーズに漕げているのに対して、漕ぎが硬く、また、上下方向の無駄な動きが大きく、ロスの大きな漕ぎになっていた。
尚、インカレに向けて付きフォアと並べて練習し、付きフォアのパフォーマンス向上に一役買ってくれた。<オッ盾エイト>
京大戦ジュニアエイトから三名をインカレクルーに上げ、残ったジュニアとF本(学生コーチ)とS谷(4年)を入れたクルー構成。漕技、体力共に未熟なクルーだったが、レース2週間前当たりからパフォーマンスが改善し始めた。
対校エイト同様に中盤のタイム落ちが酷かったが、3レース目に準決勝では中盤をよくっ頑張った結果、予選で負けた大阪府立大学の追撃をかわして勝つ事が出来た。順位決定戦には駒を進められなかったが、クルー及びジュニアコーチ共々、満足して笑顔だったのが印象的だった。<女子クルー>
O・E澤 のダブルスカルと、K林がシングルで出漕。
体力、漕技共に未熟であり、2杯ともに敗復落ち。
しかし、クルー編成初期に比べてレースに向けてパフォーマンスが大きく向上できていた。2杯とも予選で出したタイムは各々自己ベストタイムだった。
特にK林の成長速度はめざましいものがあった。体格が小さくてもやれば出来るの典型。