Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

vs 立教エイト

立教大は、昨年度、インカレで付きペアと無しフォアで銀メダルを獲得。また、新人戦でも付きフォアが優勝するなど、今年度は勢いがある。高校時代のボート経験者はゼロという事で、私大ボート部としては珍しいが、新3年生はラグビーやバスケ出身の大型選手がいて、昨日のエルゴ計測では6'24", 6'26"と非常に良い記録を出したとのこと。他の選手の記録を聞かなかったのでクルー平均は分からないが、恐らく、クルー平均では東大より良いエルゴスコアだと思われる。
今回は、自信を持って東大との並びに応じた様であり、学生コーチとビデオ撮影の女子マネが伴走コーチモーターに乗ってきた。学生コーチに聞いたところ、前述のエルゴスコアや、現在、エイトは好調であると話してくれた。
さて、6:10より並漕開始
1本目:今年度、エイトで荒川に出るのは初めてとのこと。コックスも川の様子を知らない模様。本来は静止スタートしたかったが、静止スタートは練習していないので出来ないとの事で、ランニングから入った。
1本目は水位塔から下に向けてスタート。川のセンターより右側航行遵守すれば良いと言ったのだが、何故か東京サイドの岸へ向けて進んでいた。もっと左に針路を取れと指示したのだが、対処が送れ、スタートして直ぐに東大が1L先行した。その後差が広がるかと思ったが、立教のコンスタントが強いこと。また指定レート28に対して彼らは30.5まで上げたこともあり、中盤では半艇身差まで詰め寄られた。その後、中大裏の東大有利のカーブ以降、東大が相手を突き放し、ゴールでは約1L差で東大の勝ち。しかし、この差はスタート直後の立大の操舵ミスによる差であり、実質の艇速は両クルーほぼ同等だった。今回は良い練習相手に恵まれた。
すこし残念だったのは、東大艇のインペラーがW.Up中に外れてしまい、艇速データが全く取れなかったこと。
2本目:今回は東大が埼玉側の外側のコース。立教は川のセンター側のコース。スタートして直ぐは東大側がインカーブだったので半艇身程度出たが、ジャパンエナジー前に打ったブイのカーブでは立教有利のカーブとなり、アウトカーブの東大は一気に並ばれてしまった。コンスタントの力はほぼ同等であり、厳しい展開となったが、ラスト500mから東大が頑張りを見せ、半艇身程度の差で勝った。
3本目:1,2本目は僅差だったので、東大対校に対して、今日のラスト一本なので、中盤で艇速を落とさず、ドンドン攻めようとハッパを掛けた。この結果、序盤で直ぐに1L出ると、その後も徐々に差を広げた。ラスト1000m辺りでは既に3L以上の差が開き、立教は東大艇の曳き波を食らう展開。この辺りで立教7番が腹切して完全ストップ。勝負あったの展開。最後は100m以上の差がついて、東大が3本全勝となった。
漕ぎを見る限り、立教はあまり長い距離の練習を積んでいない様であり、メニューが長くなるほど粗が出てきた。しかし、本番レースは2000m一本勝負なので、楽観してはならない。クルーのユニフォーミティーやブレードワークはこちらが上だが、彼らも夏に向けて仕上げてくるはず。その意味でも東大は漕技のみならず、一人ひとりがエルゴスコアを改善しなければならない。やはりインカレまでに75kg換算エルゴスコアで6'28"達成は、インカレ優勝達成には必達である。頑張ろう。

Vs 立教動画 M8+
前半(一発目、二発目) 
http://www.youtube.com/watch?v=Lu3SuyHIbOc

後半(三発目) 
http://www.youtube.com/watch?v=3nUk8sMvVlY


今日見えた課題:
1)キャッチは昨日より少し改善したが、まだまだトロい。もっとシャープに入れて跳ね返ろう。
2)ミドルからフィニッシュに掛けての突き放しはまだまだ。もっと暴力的なくらい突き放そう。
3)クルーとして体重移動をシンクロした漕ぎ、リズムに達していない。スイングするリズムを醸成しよう。

<写真>
 vs立教 1本目序盤。早くも水が明く。
 1本目中盤。この辺りで立教が粘った。
 1本目終盤。1L差
 もうすぐゴール
 2本目。1000m付近
 2本目中間地点。東大アウトカーブ。ほぼ横並び。
 ラスト1000m付近。ここからが勝負!
 ラスト200m。半艇身差の辛勝。
 3本目。勝負の決め手は序盤の気合。出る!
 同、1000m通過辺り。序盤の勝負どころで攻め続け、水を明ける。
 ラスト1000mで3L以上の大差に。