天気予報では、午後の戸田は、南南東の風3mという予想だったが、実際は、北西の風1から2mという絶好の微順風。そして台風一過で気温が上がり、日差しが強まったため、ポンド水温はグングン上がった。国立艇庫前の船台で計測した水温は31.5度だった。
予選レース時の風向風速（西北西２m程度）
こう言うコンディションは最もタイムが出やすいコンディション。
目標タイムを切る絶好のチャンスなので、思い切って飛ばして行こうと発破を掛けた。
この結果:
木鶏クルー: 予選B組で1位上がり、タイムは目標タイムを2秒カットの3'13"76。予選全体でも2番目のタイムで準決勝進出。メダル獲得の大チャンス。漕ぎにはまだまだ改善すべき点が多々あるので、明日改善出来れば一気に優勝を狙える可能性あり。
烈丈夫クルー: 予選D組で、3位。接戦の予選組み合わせで良いレースができた。タイムも目標を2秒カットし、3'17"89。予選全体で10番目のタイムで、準決勝に進出することができた。おーヨシヨシ！
前半で、スプリントレースについて行けず後半追い上げたが、1000mレースは最初から飛ばして一気に駆け抜けるべきもの。明日の準決勝では前半から飛ばして、決勝進出を果たしたいところ。
インカレ付きフォアのクルー選考期間中のお楽しみイベントとして出漕したレースだが、正しく、楽しいイベントになってきた。
明日の準決勝では、ローイングアスリートとして、一皮剥ける様な素晴らしい経験をして欲しい。
本番レースに強いアスリートとしての素養である、
"自分自身でレース展開を設計し、設計したイメージ通りに本番レースを実行し、そして狙った獲物を勝ち取る"
そう言う醍醐味を実演して、強いアスリートへの足掛かりにして欲しい。
