Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

1X荒川乗艇:

荒川出艇の準備をして、1X自艇を担いでマスターズレガッタで賑わう戸田コースを後にした。荒川に着くと、既に水位がかなり下がり岸けり場前の川底が干上がっていた。草地に自艇をユックリと下ろし、オールを艇に装着。オールを取り付けた自艇を抱えて干上がった川底を歩き、水面に艇を浮かべ、早速岸けり。
岸けり場前の水温を計測したところ、21℃だった。もうすっかり初夏だ。天気予報では曇りとのことだったが、雲は薄く、良く晴れていた。川には、東大ボート部が設置したと思われるHoA用のブイが3個並んで浮かんでいた。6月17日の京大戦に向け、川でのカーブワークを練習すべく、ブイを張った模様。京大戦に向けて意気込みが感じられた。
荒川は、大曲のタンカーターミナル(朝霞油槽所)が撤去され、タンカーの運航が無くなったので、更に漕艇環境が良くなった。最早、タンカーの大波を気にする必要は無くなった。後はウェイクボードのモーターだけが邪魔者だが、今日は荒川でウェイクに遭遇しなかった。今日は荒川に学生クルーが沢山出艇していたので、ウェイクも遠慮して戸田橋より上流には来なかったのかも知れない。
いつもの通り、ノーフェザー腕漕ぎからW.Upに入った。戸田コースと異なり、他の艇の曳波が殆ど無いので、ノーフェザーによる技術練習がやりやすい。
昨日、勤務先の歓迎会でやや飲み過ぎて若干二日酔い気味。乗艇でフラフラするかと心配していたが、特に支障は無かった。3月から続けている技術練習の成果が、ここに来て出ている模様。ノーフェザーでのバランスも手と足で自然にコントロールできるようになってきた。幅が細く(B=258mm)、断面形状が円弧型(Semi Circular)のSykes M20のGoten号を略支障なく乗りこなせる様になってきた。バランスさえ取れれば、抵抗の少ないこの艇は最高のパートナーだ。


パドルアップ・静止スタート練習を終え、笹目橋の少し上流からSR17〜18のLSD漕に入った。フォーカスしたのは、下記のポイント:

  1. クリーンなフィニッシュ離水
  2. 親指フェザーターン(クリーンな離水&早めのスクェアリング)
  3. 手と足によるフォワードバランスコントロール

夏場に入り、脱水症状になると危ないので2.5〜3km毎にこまめに給水した。今日も干潮時刻の出艇となり、先週発見した大曲上流の暗礁を目視することが出来た。

先週より水位が下がっていたので、浅瀬に並んだ杭を5,6本確認できた。この浅瀬はどうやら、大昔の護岸だったところの様で、一直線に並んでいた。兎に角、水位が1mを切った時には、この付近を航行する際には川岸(彩湖側)から30m以上離れなければ危ない。
秋が瀬に到着し、折り返し。大曲までの約2.5kmは、ノーフェザーで漕いだ。順風だったのでノーフェザーでもスイスイと進んだ。キャッチでのブレードエントリー動作は、ノーフェザーの方がより正確に行う事ができる。そういう意味では、キャッチ前のブレードスクェアリングは少し早めにした方が良い。この点については、世界のトップスカラーの多くがキャッチ前のスクェアリングが早めの選手が多いという点でも頷ける。(Xeno Muller, Zac Purchase等)見ることが出来る。まあ、何れにせよ、フラットな水面では、全く難なくノーフェザー漕ぎできる様になったことは、自分自身の技量が改善されたという事で喜ばしい事だ。手と足でバランスを取る事が良く実感できた。
再び大曲で折り返し、秋が瀬へ。後は淡々とLSD漕で戸田橋へ向かった。
笹目橋を過ぎると残り3km。この辺りになると気分的にはラストスパートモード。自然と水中に力が入り、艇速が上がった。秋が瀬M字往復:22km終了。