Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

2019-10-20 荒川パトロールと泥流し

昨日も戸田へ行った。
目的は荒川でのスカル乗艇による練習水域の台風影響調査のパトロールと、岸蹴り場石段の泥流し作業。

荒川のパトロール乗艇:

戸田コースに艇庫を持つチームにとって、荒川は戸田コースと共に重要な乗艇練習水域だ。
台風19号の大雨、増水により、笹目地点での水位は過去最高?の8.5mAPまで上昇した。概ね堤防の真ん中辺りまで水位が上がった。
この結果、河川敷のゴルフコース、野球場、ラグビー場などが水没し、泥で埋まるという大変なことになった。
私は、ネット上で公開された荒川関連の情報サイトで日々、荒川の状況をチェックしている。これらの情報より、10月19日までに荒川の水位は概ね平時並みまで下がり、安定しつつあることが分かった。
また、水面の浮遊物や流れに関してはライブカメラの映像から、浮遊物は全く見られないこと、また、流速も平時並みである事が分かった。

1)笹目橋のライブカメラ(静止画像=5分毎に更新):
http://www.ktr.mlit.go.jp/arage/arage00197.html

2)笹目での水位(AP表示)
荒川は、秋が瀬取水堰(ダム)より下流は、常時は流量は小さいので、東京湾の潮位変動に応じて水位が干満しており、その水位は概ね東京湾とほぼ同じ。荒川は東京湾の一部と考えると理解しやすい。尚、荒川の笹目での潮位は概ね東京港より1時間遅れ。

10分毎:
http://www1.river.go.jp/cgi-bin/DspWaterData.exe?KIND=9&ID=303041283309010

1時間ごとのデータベース:
http://www1.river.go.jp/cgi-bin/SrchWaterData.exe?ID=303041283309010&KIND=2&PAGE=0

東京港の潮位(潮位グラフ):
現在、過去のデータの他、先の潮位データもみる事ができる。
http://www2q.biglobe.ne.jp/~ooue_h-h/i/tide/s_tide.cgi?6&sibaura&0&0&13

ということで、先ずは、実際に秋が瀬までシングルスカル乗艇して水域をパトロールしてみた。

岸を蹴ったのは、8時半頃。この時の笹目水位は、1.9mAP。
少し泥流ししてある石段部分から岸蹴り擦る事ができた。
この時間帯、荒川は上げ潮であり、岸蹴り場前は殆ど流れはなかった。
水は白く濁っていたが、ゴミなどの浮遊物は全く無く、安全かつ快適に乗艇出来た。

と言うことで、荒川は安全に乗艇出来る事が確認できた。

但し、岸蹴り場前の川底には、分厚く泥が堆積しているので、当面は、川底の泥を踏まず、石段部分から離着岸できる水位の時間帯に乗艇した方が良い。
因みに岸蹴り場前の川底が干上がりはじめるのは笹目水位で0.6mAP程度なので、川底に足を付けず、石段から離着岸できる水位は、笹目水位で1.0mAP以上となる。

以下、パトロール乗艇中にGOPROカメラ(首掛けマウントで撮影)で撮影した動画と写真。

<パトロール中の動画>

20191020 1X@荒川 艇庫→岸蹴り場 陸送
https://youtu.be/XW9JrIwIdaM

20191020 1X@荒川 W Up FW, CW, 一本漕ぎ、RPなど
https://youtu.be/mhU4QglrH8c

20191020 1X@荒川 B1 UT (笹目→大曲)
https://youtu.be/GbsJMgEUFUM

20191020 1X@荒川 B1 UT (秋が瀬→大曲)
https://youtu.be/10u9i2Npu7w

20191020 1X@荒川 HOAコーストレース
https://youtu.be/CMmmnjjYbzo

20191020 1X@荒川 着岸
https://youtu.be/AErX50hQD84

<写真>
 8時26分、岸蹴り。笹目水位:1.88mAP
戸田病院前辺りの水上から下流方向を見る。中大裏手のカーブにあった樹木は全て根こそぎ倒れていた。
 笹目橋の800m程上流(左岸)にある埼玉県南部漁協の係船施設。係留施設がかなりダメージしていた。
 同上
 漁船係留所の対岸(右岸)。こちらの河川敷樹木も根こそぎ倒れて無くなっていた。
 大曲から秋が瀬方向の上流を見る。写真右側はゴルフコース。
 9時24分、秋が瀬到着。水温18℃弱。笹目水位:2.04mAP(満潮)
 同上、右岸側の岸辺にあった樹木は流されて無くなっていた。
 9時40分、大曲から上流をみる。写真右側の岸辺にあった樹木は殆ど流されて無くなっていた。ある意味視界が良くなった。
 10時08分、揚艇前。岸蹴り場の150m下流側左岸に白っぽいプレハブ小屋の残骸が漂着していた。乗艇には支障なし。

岸蹴り場の泥流し

荒川の岸蹴り場、昼の12時から人海戦術で泥流ししました。綺麗になりました。皆さん、お疲れ様でした。
以下、泥流し作業の様子:
 12時07分。泥流し作業の様子。笹目水位:1.6mAP程度
 12時16分。同上。人海戦術で作業中。
 12時22分。水面より上の段(上から5段目と6段目)の泥を下に落とす。
 12時23分。水面下の7段目の泥も更に下へ掻き落とした。
 12時37分。水面より上の石段は泥流し完了。作業は上流側の石段へ移動。
 12時53分。上流側石段の泥流し作業。
 12時58分。下流側にあるモーターボート進水用スロープとその脇の石積み護岸の泥流し。笹目水位:1.5mAP
 12時05分。最後に集合写真。

以上