Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

フェザーターンは親指で:

前述のリギング微調整後に荒川へ。今日の戸田はほぼ無風状態。対岸の煙突を見ると、煙がほぼ真っ直ぐ上に上っていた。
岸を蹴ってすぐに水温を計ったところ13℃だった。荒川の水温もずいぶん上がってきた。この水温なら沈しても直ちに命に関わる危険はなさそうだ。
W.Up:4kmを漕いだ後、18km程度のLSD漕を実施。最初の1時間ほどは、ほぼ無風の今コンディション。今日は、フェザーターン、スクウアリングを手首でなく、フィンガーアクションで行うべくトライしてみた。
2か月ほど前だったろうか?Facebookの友達が英国LM2Xの世界チャンピオンクルーのバウ漕手:Zac Purchaseの1X乗艇練習映像を紹介していたので、以降、1X乗艇テクニックの参考にしている。 SR18の低レートで漕ぐUT2トレーニングの映像は、Purchase選手の体の細かな動きまで良く見える非常に勉強になる映像だ。(下のYouTube映像がこれ)

おやじのスカリングテクニックの課題の一つであるフィニッシュ時やキャッチ前のフェザーコントロールテクニック、即ち、フィンガーターンのやり方について、この映像を見てそのやり方が良くわかった。
初級者・中級者はフェザーターンを手首で回す者が殆どだが、これだとフィニッシュ時やキャッチ前のブレード軌道コントロールが上手く出来なかったり、腕に力が入ってリラックス出来なかったりする問題がある。
これを是正するのがフィンガーターンという上級テクニックだが、おやじはこのフィンガーターンなるモノは、人差し指から小指までの4本の指を主体的に動かして行うモノと思っていた。しかし、上記の映像を見て、フィンガーターンとは親指を使ってフェザリング(含むスクウェアリング)を行うものである事が分かった。
要するに以下の様に親指を使ってハンドルを回すのである:

  1. フィニッシュ時のフェザーターン:ブレード離水時にハンドルのグリップエンドに掛けている親指を下方向に落としてハンドルを回し、フェザーターンする。
  2. キャッチ前のスクウェアリング:フォワード後半過程で、親指を使ってハンドルのグリップエンドを下から上に擦り上げる様にしてハンドルをターンし、スクウェアリングする。この時、人差し指も併せて使うと上手く回る模様。

という事で、フィンガーターンというより、親指ターンと言った方がイメージしやすいと思う。さて、今日は上記の親指によるフェザリングをトライしてみた。SR17前後の低レートであり、ほぼ無風の絶好のコンディションだったので親指ターンを楽しくトライすることが出来た。
今日取り組み始めたばかりであり、意識しないと出来ないが、親指でフェザリングする事自体はそれ程難しい事ではない事が分かった。しかしながら、この親指ターンをレースレートで行える様になるには、冬場の一シーズンをこのテクニック習得のために練習を重ね、親指は無意識に動く様にならなければならないという事。この親指を上下に動かす筋肉を鍛えることと、それを滑らか且つ素早く動かすための神経系の構築ということだ。
おやじは今日から取り組んだので夏場の一シーズン使ってトライしてみようと思う。