Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

大地震が富士山噴火を誘発する可能性:

3月15日に富士宮で発生した比較的大きな地震。富士山の中腹辺りが震源らしい。
今回の東北関東大地震震源宮城県沖合。東北と関東の本州島が載っている「北米プレート」が太平洋の海底で「太平洋プレート」の沈み込みに引きづり込まれて出来たストレスが一気に解放されて大地震を発生した。この関係で岩手県沖合から茨城県沖合にかけて余震が多発している。しかし、一見、全く関係無さそうな長野県でも大きな地震が発生。そして富士山付近での地震の発生。
東北沖合の地震と何の関係があるのかと、不思議に思っている方も多いかもしれぬが、プレートテクトニクスの観点で見ると、これらの一連の地震(余震)は全て北米プレート周辺で発生している模様。
そして、富士山はこの北米プレート本州島の南端に位置しており、フィリピンプレートと接しているところにある。富士山や箱根の辺りは、3つのプレートが接している特異な地域である。北米プレート+フィリピンプレート+ユーラシアプレート、そしてそのすぐ隣にも太平洋プレートがある。下図参照:

そして、300年前に富士山が噴火した宝永大噴火は、その1か月半前に発生した宝永大地震が富士山の噴火を誘発したという有力な説がある。
宝永大噴火 - Wikipedia
この意味で今回の東北沖合の大地震、そして富士山山麓下での大きな地震、上記のシナリオがピッタリとマッチしていると思うのはおやじだけではないだろう。
東北地方の震災・津波被害の復興+福島原発事故の対応、そして首都圏の電力需給ひっ迫による停電の問題。これらだけでも大変な状況にあるなか、更に富士山噴火が発生し、その対応に追われたら。。。。
うーん、メチャクチャな状況になりそうだが、先ずはいつ噴火が起こっても対応できるように準備しておこうと思う。噴火で一番の問題は、その火山灰の処理。宝永大噴火規模の噴火が発生した場合は、おやじの住む平塚でも10cm程度、東京都心でも2cm程度灰が積もるという話。
宝永大噴火は半月で鎮静化したという事なので、万一、富士山が噴火しても地域及び期間がある程度限定される模様。
以上