Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

OBエイト2000mレース:

東大は前述の50歳代クルー(平均年齢:52歳)が出漕。一橋は卒業したての若手クルー(平均年齢:24歳程度)が出漕。このレースは今回から年齢ハンデ修正後のネットタイムで競うレースになった。おやじのクルーの年齢ハンデは下記算式(USRowingルール適用)により、25.0秒。27歳未満クルーはハンデ無し。

  • 2000m年齢ハンデ=(クルー平均年齢 - 27歳)* 0.020 * (2000m/1000m)

年齢ハンデルールを採用することは対校戦準備委員会で採用されたものだが、大会プログラムに本件が明記されておらず、レースに出漕している当事者と大会事務局しか知らなかった様で、レースを観戦していた観客は良く理解出来ていなかった模様。
さて、一橋若手クルーの方も20歳代の500mレースに出漕しており、彼らのタイムは1'32"。500mのタイムでは両者の差は7秒。2000mなので単純に4倍すると28秒差であり、年齢ハンデ:25秒を超えており、そのままでは我が方の負けとなりそう。しかしながら、我々は1年中乗艇練習しているのに対し、一橋若手は殆ど練習していない。2000mは長いレースであり、恐らく練習量の差が後半に出て、後半は7秒/500mの差を圧縮し、何とか勝てるものと予想した。因みに25秒差を距離にすると110m程度(6.7艇身)。そこでクルーMTGでは100m以内の艇差でレースに勝とうと申し合わせた。
MTG中に風を読むと、相当な逆風(南東の風5m程度)。そこでオールの梃子比を軽くするため、CLAMを付けることにした。また、CLAM使用時に、実質ワークハイトをいつもと同じにするため、Cワッシャー1枚分ハイトを下げた。
岸を蹴って、W.Up開始。やはり相当きつい逆風が吹いており、水面はチャプチャプしてきた。
さて、スタート。最初の150m位までは略横並び。我々も良く頑張っている。しかし250mを過ぎた辺りからスルスルと相手に出られあっという間に一橋が視界から消えた。でも勝負は100m差以内でゴールすること。COXが相手との艇差を的確に伝えてくれた。艇差が3Lを超えた900m過ぎ辺りから相手の引き波を食らい、艇がフラフラとローリングした。でもこれは想定済みのこと。1300mを過ぎた辺りで引き波も治まる。リズムはマズマズでレート31.5〜32をキープ。COXの艇差を聞くに1500m通過時で5L程度。ラストQには自信があるので、何とか100m差(25秒差)以内でゴール出来ると判断。クルーに向かって「勝てるぞ!」と叫ぶ。COXも早速反応して「勝つぞ!」のコール。ラスト300mからは定番の100mごとに2枚上げを3回入れてスパート。

ラスト100mを過ぎる辺りで一橋クルーのゴール音”プっ”が聞こえた。100m以内の差をクリア出来たと分かり、ラストスパートに力が入る。頑張って漕いで我々もゴール。後はレース結果のタイムを見ないと分からぬが、何とか勝てたとニンマリ。揚艇後に掲示板で結果を確認すると以下の通り:

逆風が強かったのでタイムは遅いが、先にゴールした一橋が7'24"。我々のタイムが7'47"。年齢ハンデ25秒を控除した我々のネットタイムは7'22"。即ち、2秒差で我々の勝ち!!!! 優勝!!!! やった。
Mileage makes champions!!! やはり練習あるのみ!