Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

2000mTT

京大戦及び東日本選手権に先立ち、今日の午後、荒川で2000mTTを行った。
せっかくの機会なので、実戦を模す意味で3杯並漕形式での2000mTTとした。
組み合わせは以下の3組

  1. 女子クォード vs K下 ハンデなしのガチンコ勝負
  2. ジュニア8+ vs M4X ハンデ13秒
  3. 対校フォア三艇、烈丈夫先行、4秒後:男、8秒後:木鶏の順でスタート。

午後は南風が3mほど吹いていたので、順風となる様に笹目橋上流より、大曲方向へ向けて実施した。

女子クォードと木下の並漕は、中盤で女子がリードしたが、ラストでK下が追い上げ追い越した。

京大戦ジュニアエイトとクォードの並べは、クォードが先行スタートし、13秒遅れでエイトの発艇。クォードには何とか逃げ切って欲しかったが、ハーフの1000m付近で早々にジュニアエイトに捕まり挿されてしまった。どうクォードクルーはトップスピード、爆発力が不足している。東日本までもう一週間を切った。やるべきことをしっかり積み上げよう。
ジュニアは、ここにきて漸く安定してパフォーマンスが出せるようになりつつある。先ずは前半勝負が肝要。

最後の付きフォア3杯の並漕。笹目より上流には東大クルーしかいないこと、笹目橋より上流はS字カーブの連続であることを勘案し、スタート位置はモーターボート係留施設のすぐ隣、即ち、逆コースに少し入ったところから上流に向けて実施。
また、昔、黒船台があったあたりは、右に曲がるカーブとなっているので、アウトカーブ側は各々1艇身ずつ前に出してスタート位置とした。
さて、早朝の乗艇トレーニングでの艇速順位は、木鶏>男>烈丈夫。500m辺りのペースは各々1秒の差があったので、2000mTTでは、烈丈夫を最初にスタートし、4秒後に男、更に4秒後に木鶏をスタートさせた。
1000m辺りで3艇がほぼ横並びとなった。
その後、烈丈夫のインペラーにゴミが噛んで艇速表示が異常をしめした為か、烈丈夫が1000m過ぎに鍔迫り合いから脱落。
男と木鶏の鍔迫り合いが1700m辺りまで続いた。ラストスパートには入り、木鶏の艇速がぐんぐん上がり、最後は木鶏リードでゴール。
タイムは、SS込みで、木鶏が6:53, 男が6:57、烈丈夫はゴミの影響で定かなタイムは不明だが、ゴミ噛みの部分を除外すると、7:00相当だった。
斜め順風で実施したことを勘案すると、期待したタイムには至らなかった。
2000mTTは、クルーを組んで初回であることを踏まえ、まあ良しとしよう。

いずれにせよ、部内で三杯並漕することにより、自然な形で高負荷トレーニングを楽しくできている。
荒川で部内で並漕しながらトレーニングすることは、東大漕艇部の伝統的な手法であるが、最も効率的、且つ、東大クルーが強くなるために必須である。

 午後期し蹴り前のゴムモーター
 2000mTTでジュニアエイトに大きく差を付けられたM4X

M4+ 2000mTT 序盤
 同上
 外環自動車道を抜け、ラストスパート中

以上