漕いでいる途中で、対向ﾚｰﾝに大きく蛇行しながら漕いでいる無しフォアが見えた。危ないなーと思いながら漕ぎ進めると、周回する内に彼らに追いた。（彼らは折り返し時に休憩するので、追いつく訳だ）600m地点を折り返しゴール方向へ漕ぎ出したところで、そのフォアが６ﾚｰﾝを漕ぎだすところが見えた。無しフォアなので、まともに漕げば当然追いつかれる。見ていると６ﾚｰﾝを漕いでいたのに物凄い蛇行で4ﾚｰﾝに斜めに入ってきた。ﾚｰﾝ変更して4ﾚｰﾝを漕ぐ積りかと観察していると、4ﾚｰﾝ中央に来たのに、一向に針路を真っ直ぐに正す気配がなく、逆ﾚｰﾝの3ﾚｰﾝ方向に向けて斜行を続けていた。これは危ないと思い、「フォア、蛇行しているぞ！」と注意すると、驚いた様に漕ぎやめた。良く見ると赤いブレードのH大クルーだった。3週間前にH大新人ｴｲﾄが逆ﾚｰﾝを漕いできて接触した経緯がある。その場では猛反省したと聞いていたが、またもや大蛇行。推察するに、今日はポンドが空いているので多少蛇行してもOKと思って油断したのではなかろうか？しかし、空いているからと言って蛇行してもOKと思うのは大きな勘違いだ。そもそも針路不安定な未熟なクルーが無しフォアで夜間乗艇すること自体が危険行為である。この辺りはH大ｸﾗﾌﾞ内で安全基準を見直すべきと考える。
