Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

久々に12km漕(4周)で60分切り:

今日は戸田レガッタレース前の最後の12km漕ということで、冬場から取り組んできたDPS(SR20以下の低レート)で60分切りを狙ってみた。先週まではSR17程度で漕いでいたが、今日は少し高めのSR19で入った。対校戦シーズンということで大学エイトクルーが3、4杯浮かんでおり、少々曳き波があったが出艇しているクルー総数が少ないので漕ぎ難さは感じなかった。漕ぎ始めると2Xらしき艇が後から迫ってきた。2レーンに避けて漕いでいたが、余り艇速に差が無い様なので、2X艇の前に出てこれに追い越されない様に頑張って漕いでみた。折り返し時に確かめるとMY生命の女子2Xクルーだった。どうやらこのクルーも12km漕をやっている様だった。おやじの方は1Xなので廻すのが若干速く、折り返し時に30m〜40m引き離すが1500m漕いでいる内に徐々に詰められるという展開。おやじも意地で抜かれてはならじとSR20弱で頑張って漕いだ。彼女たちにしてみれば折り返し時に少し交錯するので邪魔だったろうが、おやじにしてみれば丁度良いペースメーカーだった。このおかげで、SR20以下で艇速を上げるには如何に漕ぐべきかについて試行錯誤し、良い練習になった。基本どおりの漕ぎではあるが、キャッチを脚で掴み、キャッチクォーターを脚だけでドライブし、フィニッシュクォーターはボディースイングと腕の引き付けで強く突き放す様にして漕ぐと、低レートでも艇速が出る様だ。1Xだとエイトの様に1本でドーンと強く突き放す漕ぎがなかなか出来ないが、今日は上手く出来た様だ。これもペースメーカー役のMY生命2Xクルーのお陰だ。
さて、レートの方はかろうじて読めるのだが、タイムの方は暗くて読めない。しかし、水中も良く押せているし、心肺系もそれなりに追い込んでいるので、今日は60分を切れるだろうと思った。さあ、残り1周ということで調子よく漕いでいると、後方から「スカルー、すいませーん」という声が聞こえる。振り返るとH大エイトが600m地点の少し手前を横断していた。「何なんだこの躾の悪さは!」と思いつつオールを止め、未熟者が通り過ぎるのを待った。折角の60分切りの好機でもあり、600m地点で急ぎ折り返し、エイトを追い抜き際に「H大か?600m地点を超えてから廻しなさい!」と厳しく指導した。その後もペースをキープして12km漕を終了。ストロークコーチのストップウォッチを止めると59分12秒だった。
昨年、60分を切ったのは6月上旬だったので、この時期に60分切り、しかもSR19.5程度で出せたのは嬉しい。オールのインボードを短くしてRowing Arc(振り角)を大きくした効果が出たのかもしれない。

  • 現在のリギング:オール全長:286cm、インボード:86.5cm、スパン:157cm、オーバーラップ:16cm

来週からは戸田レガッタ1X出漕に向けて、レースペースの練習を行う予定。