Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

地方のコースは流れがある:

戸田コースは静水の人工コースであり、風の影響はあっても流れは全く無い。一方、地方のコースは川に設置したコースが殆どである。荻野コースも発電用ダムで堰き止めた水域に設置したコースであり、大会期間中は電力会社の協力により流れを最小限に留めているとは言え、大会前に降った大雨(新潟の洪水災害の上流)の影響で少なからず流れがあり、オールが微妙に流されたり、艇の針路が急変したりと、戸田コースに慣れたおやじにとっては違和感を拭うことが難しかった。特にスタート地点はカーブ直後に位置し、レーンによって流速に大きな差があった。アウトカーブ側の4、5、6レーンではステッキボートに付けた後はハンドルから手を離すとオールが流れてしまうほどの流速であり、スカルのスタートに不慣れはおやじは、ミスオールが怖くて体が思うように動かず、予選ではスタートダッシュで思い切り押すことが出来なかった。この他、コースの中盤で6レーン側から1レーン側に向けて流れが斜めに横断するところがあり、ここで気をつけぬと隣のコースに流されてしまうというポイントがあった。前日の練習で気がついたのでレースでは何とか対処したが、ビックリ唖然の状況だった。全体の印象であるが、#1日目の流れは、(40代1Xのスピードで)15秒程度、#2日は水量が減ったためか、流れが弱まり、10秒程度のタイムゲインがあったように思われる。このタイムゲインには、きれいな水で船体抵抗が少ない、微風の順風であるなどの効果も入っているので、全てが流れの影響という訳ではない。