Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

CG号:スポークホイールの振れ取りDIY


CG号は、約50年前に設計されたバイクで、自転車で採用されているのと同じスポーク式ホイールです。(スーパーカブでも長年採用されてきました)
このスポークホイール、軽量にして丈夫、そして製造コストが安いことがメリットです。
デメリットは、スポークのニップルを通す穴が多数明いているので機密性が無く、チューブ式タイヤを採用せざるを得ないことです。
結果、パンクすると瞬間的にタイヤがぺちゃんこになり、全く走れなくなるので、レッカーを呼んで修理出来るバイク屋などに運搬するか、その場でパンク修理するしかありません。
チューブレスタイヤなら、空気が抜けるまである程度走行できるので、最寄りのガソリンスタンドまで走り、パンク修理して貰うことができます。)

さて、今日の話題は、このスポークホイールのメンテの話です。
スポークホイールは長年走行する内にニップルが緩んだりしてホイールに振れが発生するそうです。
整備状態の悪い、古いバイクが走っているのを後ろから見ると、後輪が左右にフニャフニャ振れているのが見えますが、これがホイールの振れです。
振れの許容値は、CG125の場合2mmです。(サービスマニュアルに記載あり)

私は、スポークレンチ(ニップルレンチ)や、振れ取り台を持っていなかったので、これまで振れ取り整備はやってきませんでした。
最近、スポークホイールの整備に関して興味が湧き、関連動画を何本も見ました。
動画を見た結果、振れ取り修正だけなら、スポークレンチさえあれば、割と簡単に振れ取りが出来ることが分かり、早速、通販でスポークレンチを注文しました。(1本850円)

ということで、今日の午前中に、CG号のホイールの振れをチェックしてみました。
結果、フロントホイールの振れは、1mm以内で問題なし。
リアホイールは、2mm弱の振れが1カ所確認できました。また、36本あるスポークの内、1本だけ締め付けが緩すぎるモノをみつけました。
振れのチェックは、センタースタンドでリアホイールを浮かせ、振れ量は、小型万力に薄いベニヤ板を挟んで目視チェックしました。

昼過ぎに通販購入のスポークレンチが届いたので、午後からリアホイールの振れ取りをしてみました。

振れ取り作業の要領は以下の動画を参考にしました。:
【432factory】スーパーカブ ホイール スポーク組み込み
https://www.youtube.com/watch?v=rVREBCDx05g&t=883s

もともと、許容値(2mm)以下の振れですし、修正箇所は横振れの一部分だけですので、直ぐに振れ修正はできました。
振れ取りが出来たあと、スポークレンチでスポークを軽く叩いて締め付けテンションが均一になっていることを確認して作業完了。
概ね、振れは1mm以内になりました。

振れ取り作業DIYの写真&動画:

<写真>

振れ取り作業に用いたスポークレンチ


リムの振れチェック用のベニヤ板と固定に用いた小型万力


スポーク締め付け調整前にチューブの空気を抜くために虫バルブを外しました


チューブから外した虫バルブ


フロントホイールの振れ量もチェックしました

<動画>
CG125FI: リアホイールの振れチェック(振れ取り修正前)
https://youtu.be/QVAHhX0snFM

CG125FI: リアホイールのスポーク締め付けテンションの打音チェック
https://youtu.be/s_-1yjYhRtA

CG125FI:リアホイール、振れ取り修正後の振れチェック
https://youtu.be/Ew74lxJ7ndY

以上