Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

CG125FIのカスタマイズ内容紹介

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愛車CG号(CG125FI)を昨年5月上旬に納車してから1年経ちました。
この間に実用本位で様々な内容をDIYでカスタマイズしてきました。

カスタマイズの内容は、都度Facebookやこのブログで紹介していますが、今回、カスタマイズした内容を備忘録として全てを纏めてみました。
 CG号の現状

ご覧いただければ理解頂けると思いますが、カスタマイズの内容は何れも実用本位のものばかりです。
購入した装備品は、要求される機能を満たす商品の中で極力廉価なモノを選びました。
見た目を良くするためのドレスアップ目的のアイテムは、ご当地ナンバープレートの図柄を見せるための自賠責ステッカー用の専用台座のみです。

灯火バルブのLED化(照度向上&省電力化)

後述するフォグランプ追設やグリップヒーター取付に伴い、消費電力量が増加するので、この電力需要を賄うために、以下に記すように電力消費の大きい白熱電球をLEDバルブに換装しました。
ヘッドライトバルブ:白熱球→ハロゲンバルブ(照度向上)→ その後LEDバルブ化省電力)
ポジションライト:白熱球→LEDバルブ(省電力)
テールライトバルブ(ブレーキランプ):白熱電球→LEDバルブ(省電力)
 ヘッドライト
 テールランプ
 テールランプ内のLEDバルブ
ヘッドライトバルブ:白熱球→ハロゲンバルブ https://oyajisculler.hatenablog.com/entry/2020/05/19/162147

フォグランプ(補助灯)追設(前方路面視認改善)

CG125のヘッドライトは、白熱灯で35W相当であり、小さく暗いため、夜間に街灯の無い道路では前方の視界が暗くてよく見えません。
従い、暗い夜道での安全向上を目的としてフォグランプ(中華製LED灯、10W x 2個)を追設しました。
 フォグランプ本体と固定状況

グリップヒーター

冬場、気温10度以下での乗車では、手袋をしても手が悴んでどうにもなりません。
そこで元々ついていたグリップを外して、グリップヒーターを取り付けました。(中華製グリップヒーター、12W~24Wの4段階スイッチ)
 グリップヒータースイッチ

スマホホルダーとUSB充電器

ナビゲーター用としてスマホを搭載するために、スマホホルダーとUSB充電器を設置しました。
 スマホホルダー
 スマホ用USBソケット

ドライブレコーダーとUSB充電器

煽り運転防止法が施行される前に、四輪自動車から煽り運転の様なことをされ、少々危険性を感じたことがありました。
対策として、ドライブレコーダー(前方用)を搭載しました。これに必要なUSB充電器を追加設置しました。
また、併せて、リアフェンダーに”ドラレコ録画中”のステッカーを貼り付けました。
 ドライブレコーダー搭載状態
 ドライブレコーダー本体
 ドラレコ用USBソケット
 ドライブレコーダーホルダー

電圧計

上記の通り、電装品の追加設置したため、冬場の夜間走行では電力の需給バランスが逼迫することがあります。
そこで、バッテリー電圧を常時監視できる様に電圧計を取付けました。
この結果、交差点での停止中(エンジン=アイドリング)にフォグランプ点灯・グリップヒーターON・ブレーキランプONの状態で、ウィンカーをONにすると電圧が下がるケースがあることを確認できました。(対策=交差点停止&ウィンカーONの際には、対策=フォグランプ若しくはグリップヒーターを切る)
 電圧計、(エンジン起動前の電圧)

ウィンカーリレー換装(作動音あり)

CG125FIに元々装備されているウィンカーリレー装置はIC制御の無音タイプです。
このため、ウィンカーを点滅させた後に、切り忘れる事が度々ありました。
色々調べたところ、IC制御リレーでも昔の機械式リレーの様なカチカチ音が鳴るタイプが見つかりましたので、鳴音式に換装しました。

電源用のリレー装置及び配線

上述のUSB充電器、フォグランプ、グリップヒーター等の追設した電装品へ、バッテリー直結で電力供給するために、キーONの時に給電するためのリレー装置(12V, 20A)を設置しました。(リレー作動用電流はテールランプ電線から取りました)
また、バッテリー ~ リレー ~ 追設電装品関連の電線を敷設しました。

 ハンドル下の配線接続状態
リレー装置及びUSB充電器取付けなど https://oyajisculler.hatenablog.com/entry/2020/05/17/223706

風圧軽減&防寒対策:

60km/H以上の速度で走行すると、体に風圧を受け続けて体力及び体温共に消耗します。そこで、ハンドル前方に風防(旭風防 No.99 mini)を設置しました。これにより、雨粒が体に直接当たることも緩和できます。
また、ハンドルを握る手を冷たい風からガードするためにナックルバイザー(中華製)を設置しました。
 風防(ウィンドシールド)
 ナックルバイザー
 ナックルバイザー固定基部

シーソー式シフトペダルの加工

中華製CG125FIのシーソーペダルは、踵で踏み込む後方ペダルの高さが不足していて、踵の固い私には操作がやり難い問題がありました。
そこで少しペダルを前傾させてみましたが、今度は爪先で踏む前方ペダルが低すぎてこれまた操作がやり難い。
そこで、ペダルを外して以下の加工を施し操作しやすいようにしました。
1)後方ペダルの上に木片を載せて結束バンドで固定し、嵩上げしました。
2)更に、ペダルのレバーをバーナーで炙って加熱し、木槌で叩いて曲げ加工して前後のペダルを少し上向きに上げました。
 

シーソーペダル高さ調整DIY https://oyajisculler.hatenablog.com/entry/2020/05/18/213350

クランク軸ホール及びタイミングマークホール用キャップ交換

中華製CG125FIのクランクケースには、タペット調整時に明けるためのコインドライバー式のキャップがついていましたが、過大なトルクで締め付けられていました。
外さないとタペット調整が困難なので、電動インパクトドライバーを使ってキャップを外したところ、コインドライバー用のスリットが変形してしまいました。
見た目が悪いし、コインドライバーの噛み込みが安定しないので、同じサイズのホンダ純正キャップに交換しました。純正キャップは六角レンチ式なので開け閉めがやりやすくなりました。

タペット調整: https://oyajisculler.hatenablog.com/entry/2021/05/11/185602

国産タイヤへの換装

中華製CG125FIに元々装着されていたタイヤは、中国製の安物タイヤで接地面の材質が硬くてグリップの弱いタイヤでした。
雨天走行時のグリップが不安なので、納車後2ヶ月(2800km走行時)で、国産のタイヤに取り替えました。
CG125のタイヤは前輪:2.50/18、後輪:2.75/18という国内では珍しいサイズで、選べるタイヤが限られています。
その中で前輪はDUNLOP製、後輪はBRIDGESTONE製(G510)を購入し換装しました。
 前輪:DUNLOP 2.50/18F
 前輪のトレッドパターン
 後輪:2.75/18R
 後輪のトレッドパターン
因みに、タイヤ交換後、12,000km走行した現在の溝深さは1.8mmです。(前後輪共に)
初期溝深さが4mmとすると、概ね5000km走行でタイヤのトレッド面は1mm程度擦り減る様です。スリップサインが出るのは残溝0.8mmですので、後、5000km走行すると要交換の様です。(タイヤ寿命は約15,000km走行の様です)

サイドバッグ

後述する走行中のパンク対応用具や、雨天時の雨具等を入れるためにサイドバッグ(所謂サドルバッグ)を購入しました。
サイドバッグは15km以上遠出する際にのみバイクに搭載しており、普段は家に置いています。
 サイドバッグ
 サイドバッグサポート
 サイドバッグの引っ掛けフック(着脱しやすい様にフックで吊り下げています)

路上パンク修理用品の車載セット:

中華製CG125FIは、スポーク式ホイールなのでチューブ式タイヤです。
チューブ式タイヤは、自転車タイヤ同様に、チューブがパンクすると一気にタイヤがペシャンコになります。
パンクしたらJAF等に依頼してパンク修理可能な自宅やバイク屋さんまで運んで貰えば良いですが、ツーリングなどで遠出した場合は、自宅やバイク屋まで15kmi以上の遠距離(JAFは15kmまで無料)以上運ぶ必要があるかも知れません。
そこで、15km以上の遠出をする際には、自宅でパンク修理する時に用いるパンク修理用品並みの装備を予め装備しておけば良いと理解し、必要な用具を揃えてCG号に装備しました。
 サイドバッグ:後方より見る
 サイドバッグの中身
 路上パンク修理用作業トレー(上下反転)
 作業用トレー
 タイヤ井桁台の角材
 作業用トレーとタイヤ井桁台(反転)
路上パンク修理 https://oyajisculler.hatenablog.com/entry/2021/05/04/233002

自賠責ステッカー用台座:

昨年末に平塚市ご当地ナンバープレートが発行され、CG号もご当地プレートに交換しました。
この際、プレート自体の左上に自賠責シールを貼ると折角のデザインが阻害されることに気づきました。
そこで、自賠責ステッカーを貼るための台座プレートを購入してその台座の上にステッカーを貼り付けました。
 自賠責ステッカー用台座プレート

車載工具:

中華製CG125FIに元々装備されている車載工具は、+ドライバーと12/14mmスパナだけです。
これでは足りないので、10/12mmスパナと小型プライヤーを自分で追加しました。
 自賠責保険証と車載工具
 車載工具の中身(10/12mmスパナとプライヤーは自分で補充)

現在、50歳以上の中高年で大学生の頃にミッション付きバイクに乗っていた方で、定年後に再びバイクに乗ってみたいという方は多いのではないでしょうか?
CG125は発展途上国向けに設計・製造されてきた経緯もあり、耐久性が高い上に整備しやすいバイクで、所有者が自宅でDIYするにはモッテコイのバイクです。
私自身もCG125の特徴をネットで見聞きし、更に、整備やカスタマイズをDIYする方法をネットで学びながら上記のカスタマイズを行いました。

そうそう、CG125FIの最大の特徴は、燃費が良いことです。
この1年間(2020/05/11~2020/05/05)での走行距離は14,885km, ガソリン給油量は258.0Lです。(メーター表示の距離は、Google Map距離の5%増の誤差あり)
即ち、1年間の平均燃費は@57.7km/Lです。

因みにCG125FI購入後、車両本体も含めて、この1年間に掛かった費用は以下の通りです。(但し、燃料代とエンジンオイル代は除いています)

車両価格 169,855円
自賠責(5年) 14,380円
追設装備品 63,435円
運転者用防具等 74,659円
整備用工具等 27,881円 (元々、持っている工具は含まない)
電線・端子類 7,166円
その他 22,919円

以上合計 380,295円

CG125に興味のある方が、このブログを見て参考になれば幸いです。

以上