WMG60'sのメンバー主体としたオ盾エイトの乗艇練習を7/27(土)に実施した。
(クルー構成はWMG60'sメンバー:6名+若手助っ人:3名、漕手平均年齢:51.5歳)
9名中、コックス+整調フォアは戸田水域のメンバー、3番ペアは近畿水域、バウペアは新潟・秋田水域という構成。
各地からの寄せ集めクルー故、エイトでの事前乗艇練習は、今回が最初で最後という機会。
お手本の漕ぎ(Drew Ginn)とその要点、W.Upメニューの内容、大会までの乗艇練習メニューの予定などは事前に連絡してある。
今回は、予定したシート配置とその微調整、そして漕ぎの要点の実践確認などを目的として行った。
特に、今回のクルーを編成する上で、サイド変更を行っている漕手が数名おり、その確認も併せて行った。
まず、実施したのは、使用するエイト艇(法政大学から借艇)のリギング調整。
船体はすこぶる綺麗だが、古い艇故、シートのコロが大分経たっていた。コロに関しては漕ぎ出し時に若干違和感があったが、漕いでいるうちに若干滑りが良くなったような気がする。
後は、腹切り等の外的荷重などによりリガーが変形していて、クラッチ軸が若干内傾していたり、後傾しているものが3本ほどあった。内傾に関してはリガー付け根にシート等を噛ませて修正。軸の後傾(約1度)に関しては、軸の根元にウェッジワッシャーを入れて修正した。
このリギング・整備に1時間以上を要した。
乗艇の様子は、以下の通り。
動画はCOXの頭に装着したGoProカメラで撮影。
AM 荒川:
AMのシート構成は以下の通り。
C虫明、S氏家、7服部、6後神、5鴨井、4大沼、3佐藤、2鷹野、B松岡
午前中、戸田コースはレガッタで閉鎖されているので、荒川へ。
荒川は台風影響の雨で増水していた。
どうも大雨前に秋が瀬取水堰の放流量を増やしているらしく、いつもより流速がかなり速かった。
また、増水影響で水は茶色く濁っていた。
また、風速3~4mの南風が吹いており、大曲より上流は川の流れと風が喧嘩して水面は波立っていた。
8時48分、秋が瀬到着。Coxの頭にGoProカメラ装着。これで動画を撮影。
漕手。
往路は、初めて組んだクルーということもあり、フォワードの動きが合っておらず、フォワードが出難く、太ももの裏側の筋肉(ハムスト)がフォワードで疲れた。
秋が瀬折り返し後は、Bow:松岡氏の提案により、Finishで止める1本漕ぎを30本入れた。
この1本漕ぎにより、FinishでのPauseの取り方やフォワードの出方がクルー内で再確認でき、その後のP@F UTの動きが改善された。
笹目橋通過後は、B6のRace Pace10本漕ぎを6セット実施。おりからの川の流れにのり、SR36で1'22"/500mの夢の様な艇速が出た。(対水速度は1'30"辺りか?)
20190727AM @荒川 秋が瀬復路、P@Fの1本漕ぎ技練
Bow:松岡氏の提案でFinishストップの1本漕ぎを実施。(30本)
この結果、FinishのPause姿勢やフォワード出だしの動きを再確認する良い切っ掛けとなった。
https://youtu.be/xD9Yhk3whhM
20190727AM @秋が瀬復路、1本漕ぎ後のP@F UT漕
上記1本漕ぎの後、P@F UT漕を実施。漕ぎ・ユニフォーミティーが大分改善された。
https://youtu.be/dvU0j1Pqikc
20190727AM @秋が瀬ラスト、Race Pace 3+10本 6set目
おりからの川の流れにのり、SR36で1'22"/500mの夢の様な艇速が出た。(対水速度は1'30"辺りか?)
https://youtu.be/Yh7sy9VtdbQ
揚艇後のMTGで、#3:佐藤氏はサイド変更で動きがギコチなく、確り力を出せなかったこと、また、#4の大沼氏は元々はB-sideだという申告あり。
そこで佐藤氏と大沼氏は本来のサイドに戻し、且つ、#2/#3/#4はシート配置を見直し、午後の乗艇は、#2:佐藤、#3:大沼、#4:鷹野の配置で試すこととなった。
PM:戸田コース、#2/#3/#4シート変更
レガッタは午前中で終了、午後はコースが解放された。
また、荒川のコンディションは強風でますます荒れてきたので、午後はコースで乗艇した。
前述の通り、#2/#3/#4のシート配置を変更した。
C虫明、S氏家、7服部、6後神、5鴨井、4鷹野、3大沼、2佐藤、B松岡
20190727 PM P@F 1周目往路
シート配置変更の結果、また、2回目の乗艇ということもあり、漕ぎのユニフォーミティーが大きく改善し、バランスも安定した。
https://youtu.be/hf-oGLBzHr8
20190727 PM P@F 1周目復路
SR19でのトップスピードは1'56"/500m。1周目往復の平均艇速は2'00"/500mでまずまずだった。
https://youtu.be/MYZ0LWeXp3A
20190727 PM RP10本 x 2
https://www.youtube.com/watch?v=c-gW6nvFhD0
20190727 2000m B4 (24/27/30)
最後のメニューとして2000m B4 (SR24/27/30)を実施。
コースは1500mなので、途中に折り返しを挟んで実施した。
1日2乗艇。合計36㎞での最後のメニューなので少々疲労はあったが、まずまずの漕ぎが出来た。
https://youtu.be/QSoR4EfCQsg
20190727 PM Finish to Catch練習
Bow:松岡氏の提案で、CDで、F to Cの技術練習を実施。6セットほど行ったが、ラストに良いエントリーが出来た。
https://youtu.be/NmW-AGA9_XU
本番前のエイト乗艇は今回1度切り。
次回はレース前日の夕刻乗艇のみとなる。
初回乗艇としては上々の出来だったと思う。
今回のエイト乗艇である程度イメージはついたので、後は各位地元の水域に戻り、フォアやペア、或いはシングルスカルを使って大会までの練習を行う予定。
今回の動画を見て気になった点、及び、今後オ盾や再来年のWMG大会までに改善したい点は以下の通り:
#2: リカバリーでブレードが垂れていて少し艇が傾いただけでブレードが擦っている。もっと返しを高くして多少艇が揺れても水面を擦らないようにしたい。
#5: エントリーが素早くはいらず、1枚入るまでに時間がかかっている。またフィニッシュハーフでブレードが浮いてきていて、ドライブ中に1枚決まっている時間が短い。これだとブレードのスリップが大きく有効レンジが短い。エントリーは素早く1枚決め、ハンドル胸前15㎝まではブレード一枚水平にドライブしたい。そのうえでラストレンジ15cmはブレードリリースの為に活用したい。それとリカバリーが若干低めで擦りやすい。もっと高めに返そう。
以上