Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

今年のHoA運営の取り組み:

2016年のHoAから、日本代表クルー選考の場としてHoAが活用されている。
特に今年は、日本代表クルーの選考条件として、最初の選考の場であるHoAに出漕することが必須条件となった。
10月下旬に行われた全日本選手権大会中の日ボと各団体責任者との懇談の場で、HoAのコース取りが難しく、コースに不慣れな選手にとって不利であり、改善してほしいとの声が出た模様。
このれに対応して、今年度は以下の対応を実施。

  1. HoAのコース説明図に加えて、舵手なし艇(シングルスカル)がコースを安全に航路取りする上で指標となる陸上の目標物を解説したコースガイドを公開。(このブログに掲載)
  2. 過去に逆走してペナルティーが発生した主なカーブポイントの赤ブイ:6か所に対して約50m手前に白い補助ブイを設置。
  3. 本番レースの前、前日にブイを設置し、前日午後にブイが設置された状態でコーストレースできるようにした。
  4. 主なカーブの警戒艇に、コーチ経験者・社会人が乗るモーターボートを配置

以上の対応をした結果、今年度のHoAでは、逆走ペナルティーは1件も発生しなかった。取り組みは成功したと言えよう。

さて、レース結果、特に日本代表選手選考のシングルスカル選考レース。
上位3位までの結果は以下の通り:

<M1X OPEN>

<LM1X>

<W1X OPEN>

<LM1X>

ザックリ言うと:

  • M1X OPENは荒川選手の圧勝。
  • LM1Xはかなりの接戦状態。今年の全日本選手権M1Xでメダルを獲得した大河原選手と武田選手が上位3位に入った。
  • W1X OPENは、体の大きい榊原、米川の2選手が他を引き離している。
  • LW1Xは、2018年度の日本代表LW2Xの山領、大石の2名がトップ。これに大学生の瀧本選手が食らいついている。

何れにせよ、東京五輪に向けて代表獲得の為の切磋琢磨がレベルがアップすることは喜ばしい事だ。