Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

リギング講習会

明日乗艇するダブルスカル艇を事前にリギング調整する必要がある。
丁度良い機会なので、このリギング作業を新潟大学の部員と一緒に行いながら、リギング講習会を行った。

監督の菊池さんが14時過ぎに来られたので、夕方からのリギング講習会の準備をした。
オールのブレードピッチのチェック及びブレード角修正も行うので、オールのブレードピッチを計測する為の専用架台を準備。
偶々Concept2製の専用架台(Pitch Check)があった。ところが今使っているスカルオールはCroker製が殆ど。C2のPitch Checkでは、そのままではブレードピッチを計測出来ない。そこで角材を調達して木工でCrokerオール用の架台アタッチメントを急遽、製作した。
材料費は角材の数百円だが、木工用工具が殆ど無かったので工具も購入。(新潟市内にあるDIYショップで調達)
これらの工具と材料でCrokerオール用のアタッチメントを1時間程度で作製。

そうこうしている内に、新潟大学の選手が三々五々、艇庫に集まってきた。
そこで、翌朝使うダブルスカル艇を準備し、この艇のリギング作業を介して、学生向けにリギング講習会を行った。
最後に、現在使用しているスカルオールのブレードピッチ計測。案の定、ブレードピッチが狂っているオールが多数あり、スリーブを削って修正した。
このリギング講習会は、確り説明しながら行った為、3時間程度かかった。

リギング講習会の様子:
 木工で製作したCrokerオール用のアタッチメント。
 リギング講習会の様子。
 今回、借艇した艇はFilippiのF13型ペア・ダブルスカル兼用艇(OBの個人所有の艇とのこと)
 リギングしやすいように自宅から桑野製の高精度パラレルスティックを持参し使用した。
 スカルリガーを取付け、ハイト調整やスパン調整の要領を解説し、実際に学生諸君にも作業して貰った。
 艇のリギング作業を終えた後、最後にオールのブレードピッチチェック及び角度が狂っていたオールはスリーブを削って0度になるように調整した。
 新潟大学ではスリーブ切削用の工具を持っていなかったので、持参したノコギリヤスリを使用して切削。学生諸君にも切削作業を行って貰った。
 

リギング講習会を終えた後、新潟大学の皆さんと夕食を頂いた。
夕食後は新潟大学の乗艇動画を見ながら、ビデオセッション。
床にいたのは24時をまわっていた。

以上