Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

レース後の時間を使ってオール整備:

淡青会ではエイト2艇を常時使える様に整備している。オールも専用のオールを所有している。一方、対校戦シーズンとなると、OBレース用の艇が3艇〜4艇必要となり、オールもそれに必要なモノを準備する必要あり。
通常は、前述の2艇以外は、都度学生マネージャーに確認して借用しているが、オールのブレードピッチまでチェックするに至らず、かなり雑なリギングで漕いでいるのが実態。今回は、チャリティーレガッタまではこの様な状況で来たが、今後は6月末の京大戦に向けて、3艇目の分まで、OB専用としてオールを準備する事にした。具体的には、学生が使わなくなった古いオールをOBで買い取り、OB専用とした。
今回、当該オールのブレードピッチをチェックしたところ、S-sideオールのブレードピッチが−2度程度、B-sideのオールが−0.5度程度と、捻じれがあった。そこで、スリーブのクラッチ接触面を切削加工して、ブレードピッチが0度となる様に調整し直した。下の写真はその作業風景:







オールのブレードピッチ調整作業は、恐らく、東大の学生部員でもやった事のない作業と思う。しかし、OBがオールを所有する事により、自らのオールをこの様に整備するというのは、大変良い経験になると思う。ボートは道具を使うスポーツであり、自分の道具は自分で整備する様に、OBにも啓蒙して行こうと思う。
今回のブレードピッチ調整作業で用いた道具類は以下の通り:

  1. ブレードピッチ計測用架台
  2. アングルメーター、若しくは水準器
  3. バリ取り用のヘラ:スリーブを削って、ブレードピッチを調整するのに用いる。無ければ角の尖った鋼板などでも良い。
  4. 油性マジックペン(ブレードピッチ計測値のマーキング)
  5. プラス・マイナスドライバー:カラー(つば)の着脱作業用
  6. メジャー:インボード計測用

以上