Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

クルー変更

oyajisculler2017-02-15

新3年のS本興が家族の都合で今日から2/22まで1週間ほど艇庫を離れる。
そこで、ジュニアのT中優を均等エイト2杯編成に織り込んでクルーを若干見直した。

  • 淡青:3番をS本興からA石に変更
  • 天寵:バウをA石からA原へ、3番をA原からT中優へ変更。

この変更で2杯平均のエルゴ75k換算スコアは1.5秒程度遅くなった。

上記の変更により、ジュニア主体の付きフォアは一端解散し、残った漕手3名は、以下の通り小艇で小艇する。

  • I崎:シングルスカル(雄輝)に乗り、W2Xと並漕練習する。
  • A木・M田:ダブルスカル(隼)に乗り、M1X:N田と並漕練習する。

Jr:T中優を入れて対校エイトのパフォーマンスがどうなるか、少々心配していたが、今朝の乗艇ではブレーキを掛ける様な事は無かった。
これまで1週間、付きフォアで練習してきた成果が出ている。
但し、静止スタートのハイピッチや、メニューの後半で疲れて来た時に、キャッチからの跳ね返りが遅れてキャッチが掴めずブレードが潜ってしまう未熟さが観察された。
これは明日以降、徐々に改善出来るものと思う。

今朝の荒川は、6時半頃からほぼ無風の絶好のコンディションとなった。
水温は、あまり大きな変化はなく、秋が瀬8.5℃、大曲9℃、27km地点10.5℃。
東大が揚艇する8時頃からW大対校エイトとN体大軍団が岸蹴りしていた。
それまでは東大が荒川の水面を独占的に使用し、良い練習が出来た。

以下、エイト並漕に関するコメント:

1)天寵のCAL値:
今日の1本目は天寵と淡青は、天寵の方が微かにリード乃至はほぼ同等の艇速だった。
従って、天寵の艇速表示が淡青と同じとなる様に天寵のCAL値を明日から1.047に変更する。
天寵新CAL値=1.043 * (1'49.3/1'48.9) = 1.047

2)淡青#3:S本→A石乗り換え:
今朝の1本目の艇速は1'48.9, SR19.4で、先週木曜日や日曜の1本目艇速とほぼ同等。
従って、#3シートのS本→A石の変更で淡青の艇速は殆ど影響が無かったと言える。
エルゴ漕力では、S本の方がA石より格段に強いが、実際に艇上で漕ぐ際にはブレードの発揮する推進力で決まる。
即ち、オールの発揮する推進力はS本とA石で大きな差が無いということ。
A石はエルゴ漕力の割に何故、艇上での推進力が大きいか?
その秘密は:レンジの長さ。A石は手足が長くレンジが大きいので有効レンジが長い。また、動きがスムーズなのでオールの発揮するフォースカーブも綺麗な一山のカーブを描いている。
A石の有効レンジの長さと、フォースカーブの美しさ=漕技・推進効率の高さは、東大の中では最も高いレベルにあると考える。この点は上級生も見習おう。
A石は、体力を向上すれば"東大のDrew Ginn"になれる可能性が大いにある。

3)天寵:A石→T中優乗り換え:
1本目の艇速は、1'49.3, SR19.2で、先週日曜の艇速1'49.5, SR19.0とほぼ同等。
ということで、1本目は先週の天寵(A石)と大差は無かった。
しかし、2本目で艇速が1.6秒悪化。
T中はキャッチで水を掴めず、ドライブミドルでオールが深く潜ってブレーキを掛けていた。
週末はシートレースなので、メニューの最初から最後まで疲れても正しい漕ぎで漕ぎ通せるように努力しよう。

<写真>
 5時56分。岸蹴り時。戸田橋方向の未明の空と水面
 6時37分。大曲から秋が瀬へ向かう天寵のNF-UT。秋が瀬の水温:8.5℃
 6時57分。朝日を背に6km漕1本目。大曲の水温9℃。
 7時03分。1本目2000m通過。0.5艇身天寵がリード。水面は鏡の様に静か。
 7時05分。プレジャーボート上流の2艇。
 7時12分。6km漕1本目の後半。笹目橋下流のインカーブを利して淡青が天寵を差した。
 7時14分。I崎とW2Xの並漕。今朝は池崎(Ave.2'17.5/500m)が勝ち。W2Xは2'20.1/500m
 7時23分。同上。
 7時34分。エイトの6km漕2本目。淡青がリード。天寵は1本目より艇速が悪化。
 7時43分。同上。
 7時46分。2本目の後半、淡青が水を明けてリードを広げた。
 8時10分。天寵の土手超え。
 河川敷の水溜りに薄く氷が張っていた。


M8+ 淡青(クルー変更:S本興→A石)
NTTとの合同乗艇後、少々漕ぎが混乱して艇速が劣化したが、今朝は先週の状態に戻った。
A石に乗り換えたが影響は殆ど無し。明日以降は先週の艇速を超える様に確り漕ごう。

  • 6km漕 x 2: Ave.1'49.2/500, SR19.1, 2000mSS換算6'43.8, η81.8%

https://www.youtube.com/watch?v=Z_sYIP5aVxU

M8+ 天寵(クルー変更:A石→T中優)
T中優は付きフォア乗艇を介してスイープの基本テクニックを改善、今回は大きく足を引っ張る様な事は無かった。
但し、キャッチからの跳ね返りで尻逃げしてハンドルに強くぶら下がれていない。フォワード中に骨盤を前傾し骨盤と背中を一体にして足の力をしっかりハンドルに伝えよう。

  • 6km漕 x 2: Ave.1'50.1/500, SR19.4, 2000mSS換算6'47.2, η79.0% (明日からCAL値を1.043→1.047に変更する)

https://www.youtube.com/watch?v=scGdkmmZd-4

M1X N田(魁)
N田は魁に乗り換えて、明らかに艇速が悪化している。ブレードが浮いてしまっている。
問題はクラッチ軸の内外傾の問題と思われる。
誉は外傾が1〜2度ついているが、魁は先週リギングした際に0度とした。
誉の外傾をチェックして、同じ程度の外傾に変更してみよう。

  • 6km漕 x 2: Ave.2'15.1/500, SR20.1, 2000mSS換算8'19.0, η76.9%

https://www.youtube.com/watch?v=MCCQU5gyi8U

J2x 隼(A木・M田)
今日初めて組んだダブルだが、水中はマズマズよく押せていた。
フォワード中のバランスが不安定なので確りバランス取ってフォワードで艇を進めよう。

  • 6km漕 x 2: Ave.2'13.3/500, SR18.2, 2000mSS換算8'12.5, η68.2% (但し、CAL値は1.000の暫定値を使用)

https://www.youtube.com/watch?v=06ALw439RNU

W2x Spica(K林・E澤)
今朝の艇速:2'20.0/500mの効率は77.3%で、先週までの1Xでの効率と同じ。
2Xはチームボートで艇が安定しているので、効率は1Xより5%程度は上げたい。
明日は、I崎(雄輝)=2'17.5/500mより常に先行して効率82%以上を狙おう。
そのためには、シンコビッチ兄弟の様にフィニッシュに向けてボディースイングの加速感を確り出す事。

  • 6km漕 x 2: Ave.2'20.1/500, SR19.4, 2000mSS換算8'37.3, η77.3%

https://www.youtube.com/watch?v=SfAFpXFFP8M

M1x 池崎(雄輝)
久しぶりのシングルだが、まずまず良く漕げていた。
但し、フィニッシュ時のブレードリリース、そしてリカバリー中のブレード高さが水面ギリギリで低すぎる。もっとハイフェザーしてラフコンにも対応できるようにしよう。

  • 6km漕 x 2: Ave.2'17.5/500, SR18.8, 2000mSS換算8'27.8, η79.2%

https://www.youtube.com/watch?v=zOpSPxzLXzc