Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

Ergo 2000m計測:ペース配分について

昨日のErgo計測では18名トライした内、半数の9名がベスト更新したが、次回の11月は全員がベスト更新するように努力しよう。
今回の2000m計測結果に関して、各自に自分のペース配分を検討して貰う材料として、2000m全体の平均ペースと、各Q毎のギャップを一覧表に整理してみた。

トップレベル選手のペース配分は、正しくフラットペース(イーブンペース)1Qと3Qのペース差は何と0.8秒。
何故、良い記録を出すためにフラットペースにするのか? こんなことは言わずもがなだが:
ペースの上下変動が 大きいとペースを上げた時に要求される出力が大きくなり、結果として記録が出ないからだ。
理論的に述べると、スピード維持に要求される出力は、速度(エルゴペース)の3乗に比例する。即ち、速度を10%上げるには、出力を33%上げる必要があるということ。
さて、今回の対校選手のエルゴ結果を見て、1Qと3Qのギャップが5秒以上ある者をハイライトしてみた。

  • O川:5.0秒 (1年生なので、Ergoのペース配分を良く理解していなかったが、自己ベストは大幅更新)
  • H谷川:6.4秒、
  • O:9.2秒、(月曜は7.2秒)
  • H部:5.0秒、
  • S本:5.3秒。

O川以外の4名は、ペース配分のバラツキが大きかった結果、自己ベストを更新する事が出来なかった。

”1Q飛ばして、貯金を稼ぎ、後半落ちても貯金を使って帳尻合わせる”という負けのペース配分から脱却し、一流選手のペース配分であるフラットペースを理想のペース配分としよう。