Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

インカレ暫定クルー、始動

oyajisculler2016-08-24

新人戦の長沼遠征後、OFFを一日追加し、昨夕、全員集合。今朝からインカレ暫定クルーの乗艇トレーニングをスタート。(昨夕、リギング調整後軽く乗艇したクルーもいた)

今朝はポンドでCAL補正目的の1500m x 2を実施。台風9号の影響で荒川は増水しているので、今朝のポンド出艇は丁度良かった。(恐らく、明日には水位が下がり乗艇できるだろう)水温は28℃。

今回のインカレ出漕種目は、男子7種目、女子1種目、合計8クルー。以下、M1XとW2Xを除く種目のクルー編成優先順位順に:

  • M8+,
  • M4+,
  • M2+,
  • M4X,
  • M4-,
  • M2X

最上位のクルーはエイト。しかし、このところ、艇速が低迷している。昨年度もインカレクルー編成後、長らく低迷した。昨年は、6分切りを達成出来ず、インカレは7位に終わった。

先週の長沼遠征では、ジュニアエイトが新人戦決勝で、東大ジュニア史上初の6分切りで3位入賞、銅メダルを獲得。これに対して、上級生エイトは同じ順風下の環境にも関わらず、6分切りを達成できなかった。

今回編成したインカレエイトは、長沼遠征上級生エイトからB-sideが2名変更(T中・I原→H・F間)。2名変更でパフォーマンスが改善されることを期待したが、今朝の乗艇では大きな改善は見られなかった。
このままのクルー編成では、後1ヶ月取り組んだとしても、インカレ決勝進出に必要不可欠である5:50切りの漕ぎ・艇速を達成するには至らないリスクがある。午後のエルゴ2000m計測の結果を見て、もう一歩踏み込んだクルー編成見直しが必要と考える。
具体的には、新人戦へ向けた乗艇練習の中で、ジュニアエイトが実現出来ていたフィニッシュハーフのパワフルなボディースイングによるフィニッシュ加速の漕ぎ。これを出来る漕手を8名揃えてインカレエイトを編成する事が、今できる最前のクルー編成となろう。

以下、今朝の乗艇動画と一言コメント:

M8+(天寵)
このクルーは平均体重75kgと重めであり、また、先々のGermanリガー配置への可能性などあり、今回は天寵を使うこととした。
前述の通り、長沼でのレースクルーから2名変更して艇速パフォーマンス改善を期待したが、今朝の時点では不発に終わった。
要するに、現在取組中の脚・腰・腕の3段ドライブによるフィニッシュへ向けた加速感、具体的にはフィニッシュハーフの強烈なボディースイングによる艇の加速ドライブを出来る漕手がこのクルー内では半分以下というところに問題がある。特にミドルフォアのT間根、H、O翔はもっとボディースイングと腕引きを強調したい。
1500m x 2の平均艇速など:1'40.5/500m, SR26.9, 2000mSS換算:6'41.6、効率71.8% (レートを下げて漕いだとは言え、85%以上は必須)
https://www.youtube.com/watch?edit=vd&v=akXgVsXUXmg

M1X(魁:M垣)
フィニッシュハーフの加速感は少しずつ良くなっているが、インカレで優勝するには、もっとダイナミックな加速感、大きなDPSが必要。ボディースイングと腕引きの力強さを改善しよう


1500m x 2の平均艇速など:1'58.9/500m, SR27.2, 2000mSS換算:7'55.0、効率74.7%
https://www.youtube.com/watch?v=9ZeCTBHyYNg&edit=vd

M4+(木鶏)
エイト同様、艇速が鈍い。ミドルの2年生2名は、フィニッシュに向けた加速感があるが、バウのT中のフィニッシュの押し切りが弱い。
1500m x 2の平均艇速など:1'55.6/500m, SR27.6, 2000mSS換算:7'41.8、効率65.6%
https://www.youtube.com/watch?edit=vd&v=ZuHj97ZSeXA

M2+(月影)
水中の加速感は良いが、フォワード中のバランスが不安定でフォワードで擦ってブレーキを掛けている。
今後、バランスを改善して艇速を伸ばそう。
1500m x 2の平均艇速など:2'09.4/500m, SR25.6, 2000mSS換算:8'36.6、効率66.9%
https://www.youtube.com/watch?edit=vd&v=ENejp9othzc

M4X(滔天)
一年生:O川は、開成高校でボートを漕いでいた経験者。新人の浅野杯合宿中のエルゴ2000m計測で6:48の記録を出した。O川の力をインカレで発揮させるべく、編成したクォードクルー。他の上級生3名は小柄ながらスカルを漕ぐテクニックに長けている。体格面で凸凹クルーだが、今朝の初回乗艇はまずまずの加速感が出せていた。期待が持てそうなクルーだ。
1500m x 2の平均艇速など:1'47.9/500m, SR27.7, 2000mSS換算:7'11.2、効率71.8%
https://www.youtube.com/watch?v=IxJ6QSucU20&edit=vd

M4-(蒼天)
乗り出しではK川整調としたが、レンジが短すぎたので途中で上げさせて、A原と整調を入れ替えた。
バランスはまあまあのクルー。クォードクルーと戦力レベルの競争をして、互いに切磋琢磨し、パフォーマンスの良い方に、より良い艇を充てる予定。
即ち、無しフォアクルーも艇速を上げれば、滔天に乗り換える可能性がある。
1500m x 2の平均艇速など:1'47.9/500m, SR27.7, 2000mSS換算:7'11.2、効率71.8%
https://www.youtube.com/watch?v=nuV9keJg0C4&edit=vd

M2X(隼)
平均体重が75kg程度あり、重めなので、隼を使用することとした。隼は古い船であり、整備が少々面倒だが、この機会に艇整備にも慣れよう。
乗艇の方は、Y本はスカル経験が殆ど無いが、今朝はまあまあの漕ぎが出来ていた。一方のS水はレンジが短く、返しのブレードが低く擦りやすい。
今後精進して、最低でもM1X:M垣との並べで、同等の以上の艇速を出し、トレーニングパートナーとしての役割を果たそう。
1500m x 2の平均艇速など:2'07.8/500m, SR20.8, 2000mSS換算:8'30.3、効率55.3%
https://www.youtube.com/watch?v=ThRoVUcc00I&edit=vd

W2X(Spica)
https://www.youtube.com/watch?v=_XCjAU4DQis&edit=vd

レーニングM1X(紫陽花:I崎)
https://www.youtube.com/watch?v=WqRgfddKTRI&edit=vd