Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

ラフコンへの対応

oyajisculler2016-02-10

今朝は強めの北西風(4m程度)が吹く中、荒川の潮流は上げ潮で、風と潮流が喧嘩するコンディション。
 今朝の荒川笹目観測所の水位実績。満潮時刻7時10分(水位:210cm)に向けて上げ潮になっていた事が分かる。
荒川に出す前に、”これは波が出るな”と予想。
先ず、荒川の河川敷に到着し、女子のシングルスカルの土手越えは厳しいと判断。女子担当学生コーチに女子はポンドに切り替える様に指示。
その後、モーターに乗船し、岸を蹴った。
岸けり場の前はそれ程酷い波では無かったが、高圧線を越えて、中大裏手の水路の狭いカーブに向かって進むと高めの波になってきた。水路が広い水域は波が少し治まるだろうと思って前進した。
27km地点付近まで進んでも、なかなか波が治まらず、風が強まりところどころ波頭が崩れて白い泡が見えた。
 6時5分頃の荒川の様子。戸田橋方向(風下方向)を見る。波が高いのが分かる。
これはリガーに波が当たって飛沫が上がる厳しいコンディションだなと判断。下ってきた天祐(1限出席のため5:10に岸けり)クルーを一端止め、”練習続行可能か?”と問うたところ、何とか出来るとの返答あり。という事で荒川での乗艇続行を決めた。
その後、三四郎(通常の5:45岸けり)が上がってきたが、モーターの横でストップし、コックスが”ポンド乗艇に切り替えて良いですか?”と聞いてきた。
見た所、飛沫で服が濡れた者が多かったので、三四郎はポンド乗艇に切り替えさせた。
荒川で漕ぐのは天祐のみとなったので、天祐をモーターで伴走し、コーチングを行った。コーチモーターはアルミ艇だが、上流へ向けて波に逆らいながら進むと舳がバタンバタンして船体がピッチングするほど波が高かった。天祐(Empacher 84型)は三四郎(Empacher 86型)に比べて乾舷が高く、リガーの取付位置が高めなので波に強い模様。波の中をそれほど飛沫を上げずに漕げていた。
 6時19分。順風の下り方向を走る天祐。ラフコンでも順風方向は余り飛沫も上がらず問題なく漕げる。
 6時25分。折り返して逆風方向へ。この辺りで幾分風が治まり、波も治まってきた。
 6時35分。風速が2m程度まで弱まり、水面の波は平常状態まで治まってきた。この後、6:40頃に揚艇。
M8+天祐 @荒川の動画:
https://www.youtube.com/watch?v=GMRgHYPKAnY

その後、ポンドに戻って三四郎の乗艇をコーチングしようとしたが、艇庫の前に三四郎が馬置きされていた。合宿所の中を見るとクルーが数名ソファーに座っていた。濡れて体が冷えたので、一端、風呂に入り、着替えてから出直す事にした模様。濡れて寒いのは分かるが、ポンド1周も漕げば体が温まり、問題なく漕げる様になる。どうもこの様な基礎知識が無く、時間を掛けてでも出直しとした模様。(経験・知識不足で、半ば初心者的な判断をしてしまっていた)
結局、三四郎がポンドに出艇したのは7時半頃だったろうか?ここで約1時間程度の時間をロスしていた。
その後、ポンドでW.Upからやり直していたが、集中した良い練習になってはいなかった。

M8+(三四郎)@ポンド
https://www.youtube.com/watch?v=1e65EAYXNsE&edit=vd