Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

京大戦パンフに掲載したコーチ(おやじ本人)の言葉

以下、参考まで
2014年05月09日|活動報告 京大戦は、一高と三高の対校戦の歴史を引き継いだ伝統の対校戦であり、両校の2年生、即ちジュニア選手で編成されたエイトによる対校戦となっています。我が国の大学対校戦レースの中で、恐らく唯一のジュニアクルーのための対校戦レースであると思います。そして、そのレースは毎年交替で戸田コースと瀬田川で行われ、今年は京大の本拠地である瀬田川で、カーブのある2マイルでのレースとなります。
東大は戸田コースで直線主体の練習をしていると思われがちですが、実は東大クルーは8割方はカーブのある荒川で練習しており、川でのレースは、むしろ望むところです。
一般的に川でのマッチレースは、テムズ川のThe Boat Raceや隅田川早慶戦の様に2クルーの左右関係は固定されているものの、厳格なコース割は無く、比較的自由にコース取りできるものが多いと思います。これに対して瀬田川で行われるこの京大戦は、各カーブポイントに大型ブイを3個設置して、通常の公式ボートコースと同じ幅(12.5m)で仕切られたセパレートコースになっています。平成18年の対校戦から視認しやすい改良型ブイが採用され、見通ししやすくなっていますが、予めカーブワークを練習しておかないと、なかなか曲がりきれない様なキツイカーブが幾つかあります。
という事で、東大クルーも5月に入ってクルーを編成し、直ぐに荒川に2マイルコースを模した練習用コース(3kmコース)を架設して、毎週の様に練習して本番レースに万全を期しています。通常の直線レースと異なり、川でのレースは、コックスと漕手が一体となった難しいカーブワークが要求されます。従い、今回はそのラダーワークが注目されるので、コックスにとっても晴れの舞台となります。クルーの諸君には、人生に一度の瀬田川での対校戦として、記憶に強く刻まれる様な素晴らしいレースを展開して欲しいと思います。