今日は全日本選手権二日目。東大ジュニアチームからつきペアが出漕しているので、その応援のために会社を休んで戸田へ。
戸田コースに着くと、埼玉県艇庫横にシマノ社、スターライン社、そして桑野造船のテントが張られていた。
先週末に、ジュニアエイト:無限号の2番シートにSRDを装着。当人は足首の柔軟性に難があり、SRDへ換装して前レンジが大きくなった。この事をシマノのK原氏に報告すると、"何なら8シート全て交換してもいいですよ"との事。
2010年に無限号を購入した際、SRDを全シート分購入したが、余り効果が出ないということで、これまでお蔵入りになっていたもの。
ジュニアエイトは、新人戦でのメダル獲得に向けて鋭意取り組み中だが、現在、少し艇速が伸び悩んでいる。
問題はキャッチからのドライブ今一つ力強さに欠ける点。
そこで、無限号のストレッチャーを全てSRDに換装する作業をお願いする事にした。
巻頭の写真は、SRD換装作業中のK原氏。
おやじは自艇にSRDを4年程使っているが、SRDを使用した効果として以下の様なものを感じている。
- 1シート当たり1kg程度艇が重くなる。
- 自由踵が上がるので、おやじの様に踵の硬いモノはキャッチレンジが取りやすくなる。
- キャッチからのレッグドライブ開始時に、踵が落ちて膝関節の角度が開くので蹴り出し時のレッグドライブ力が強くなる。
- 上記と同じ原理で、逆風時にキャッチでの脚への負担が楽になり、逆風に対して耐久性が増す。
- ストレッチャーボード(艇本体)と足をつなぐのは、SRDユニットのブランコ部ピンジョイントのみであり、船体と漕手の縁が切れた様な感じになり、船体が少々揺れても気にならなくなる。この結果、ラフコンでも気にせず楽に漕げる様になる。
- 上記の効果が複合し、乗艇中のリラックス感が増し、レース後半のペースが落ちにくくなる。
- 500mなどの短距離トップスピード面では、艇重量が軽いノーマルストレッチャーと余り変わらないが、長い距離になるとペース落ちしにくい分、タイムが良くなる。
- トータルとして、漕ぎやすさやリラックス感が増す分、SRDの方がクルーのパフォーマンスが向上する。
- 尚、最新のSRDシューズは一足当たり500g程軽いモノがあるとのことで、これを使えばSRDの方がノーマルより良いと思う。
明日、早朝のエイト乗艇練習で、早速、SRD換装による交換を確認しようと思う。
さて、前段が長くなったが、付きペアクルーのレースを観戦した。序盤の500mは、周りのクルーと余り差がなかったが、500m過ぎあたりで、レートが落ちてライトパドルの様なペースに落ちてしまい、そこから立て直せなかった。明日の敗者復活戦では、レースペースのレートを維持して、一杯でも多く食って欲しい。
以上