Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

ポンド5周22km:

1周目はいつも定番のW.Upメニュー。往路はフォアワーク後にノーフェザーの両舷フィニッシュ練習。荒川と違ってポンドには他艇の曳波があり、川でやる時よりバランスが安定し難くやり辛い。やはり技術練習は荒川が良い。復路はパドル短漕と静止スタートによるATP-CP系パワーの練習を実施。今日もトップスピードで1’26”/500mが出た。
2周目から本メニューの低レートライトパドル(SR18〜20)。最初の1周は、SpeedCoachのCAL値チェックの為にGoalと500m間の1500mの往復距離をSpeedCoachで計測して整合性をチェックした。先々週、水温4℃のポンドで調整したCAL値が1.052。今日は水温が6℃で2℃上昇。結果は3000mのところが3012mと表示された。即ち、0.4%距離が長めに表示された。(水温5℃で約1%CAL値が変わるという経験値と整合)3周目からはCAL値を0.4%減じ、1.048に調整した。
途中で高校生の2X艇や4X+艇が明日の戸田ロングレースのシミュレーションで我々のエイトに追いついてきたが、こちらも水中頑張り、レートも少し上げて対抗。何とか抜かれずに済んだ。ポンドで乗艇すると、他クルーと自然発生的に並走状態となり、艇速向上、漕力向上という意味では良い練習が出来るメリットありい。一方、他艇の曳き波影響を受けるので、自クルーの細かな動きやリズムの確認という意味では、外乱要素の少ない荒川の方が良い乗艇練習となる。この辺りの環境の違いを勘案しながら練習水域を選べるのが戸田の良いところだ。この恩恵を一番受けているのが荒川に一番近いT大及びLBRCといえよう。
さて、艇速の方は、並走状態時には2'00"/500mを切る艇速が出たり、並走していない状態では2'08"/500mまで減速したりした。平均すると2'04"〜2'05"/500mといったところか?先々週、ポンドで30km漕いだ時には平均2'10"/500m程度だったので、今日の方が艇速は良く出ていた模様。ただ、曳き波の中、艇のバランスは今一つだったので、この辺りが来週以降の練習の課題となる。
既に分かっている我がクルーの問題点は、サイドの力と有効レンジのアンバランス。B-sideはS-sideに比べて水中の有効レンジが短く、また、押しも弱いため、ドライブ中に艇がB-sideに傾く傾向がある。そのままだと、フォワード中にB-sideに傾く事になるが、これを嫌がるB-side漕手が、フィニッシュ時のタップダウンの落差を小さくし、リカバリー時のブレードを低めにしてフォワードしている。この結果、フォワード中はS-side方向へ徐々に傾いて行くという、1ストロークサイクルの変なローリング運動となっている。時にはキャッチ前にS-sideへ「バタッ!」と傾く事もある。これを是正する対策は自明。B-side漕手がもっと頑張って水中を確り押すこと。そしてフィニッシュ時にバランスを確り取ること。そうすれば、体幹キールセンターキープして前に出れば、何もしなくてもバランスはピタリと安定するはずである。
明日は戸田ロングレース。おやじの出漕するV2男子1Xは9時9分スタートなので、早朝5時起きで戸田へ向かう必要あり。今日は早めに休もうと思う。


以上