Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

身長に応じたオール全長とオーバーラップ:

Oarsportリギング表では漕手の身長に応じた標準のオール長とオーバーラップ値を掲載している。これまで、漕手の身長に応じてオールの長さをアジャストするリギング表は無かったので、これは良いアイデアだ。特に身長の低い小柄な漕手にとっては喉から手が出るほど欲しい情報だろう。尚、オーバーラップ記載値はインボード長にOarlockの厚み2cmを加算した値が表記されているので、日本で馴染みの単純計算によるものと定義が異なる。特にスカルについてはインボード長を2倍したものからスパンを控除した単純計算より4cmも大きく表記されているので分かり難いと思う。従い、ここではSweepのオーバーラップは単純計算値、スカルのオーバーラップは先日のログで紹介したおやじ定義の実オーバーラップ値で纏めてみた。

Scullオーバーラップ値を見ると、従来日本で推奨されてきた18cmに対して、身長170以下の小柄な漕手では14〜15cmと小さめの値となっている。実際、世界選手権の写真などでチェックしてみても海外のスカラーは日本の選手に比べて小さめのオーバーラップで漕いでいる。この辺り、日本の小柄な選手は、18cmに拘らず、体格に応じてオーバーラップを小さめにした方が良いということだろう。