Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

HUDSONエイトを初めて見た:

右上の写真はHUDSON艇の中を撮ったもの。選手やコーチに質問しながら聞き取ったHUDSON艇の感触は次の通り。

  1. 長さ:VespoliのTSUNETO号(M2)と略同じくらい。(数値は分からないが、17.5m位?)
  2. 幅:見た感じではかなり細い。Vespoli並みの細さ。(EmpacherのK83やK84より細い)
  3. 船底形状:5番シート付近の船底を触ったが、船底はフラット型。
  4. Bow,Sternの形状:Bowは菜切り包丁の様な形で深い。船尾も結構深い。直進性が良さそう。
  5. Fin:Empacherと同じタイプのアルミ製。
  6. 乾舷深さ:水に浮かべたところを見ていないので何とも言えないが、右上の写真を見ても分かるが、デッキからガンネルトップまでが浅い。COXシートも浅くなっており、COXが慣れるまでやや不安か?(Wing Riggerの為、乾舷を大きくするとラフコンでガンネル間をブリッジしたリガーフレームに手を当てて怪我するのを防止する目的で乾舷を小さくしている模様。)
  7. 設計体重、艇重量:72.5kgで軽量級仕様。持った感じではVespoli艇より若干重いとのこと。
  8. 漕いだ感触:Vespoli艇より硬さを感じる。Wing Riggerのためか?船首と船尾がドップリ水に浸かってていること、また、船底がフラットなため、ピッチングやローリングが少なく、漕ぎやすい。
  9. 耐航性能その他:長くて、船首尾が深く浸かっているため、艇が中々曲がらない。また、乾舷が小さいので、波が高いと水が船内に入ってくる。(おやじの感触では、戸田コースの静水・直線コースは良いが、ラフコンの隅田川でのレースには向いていない様な気がする。)
  10. Wing Rigger:ガンネルトップに明けられた穴に10mmボルトで固定されている。この穴が沢山空いており、位置を前後に30cm位移動できる様になっている。今日も5cm程度位置を変更作業していた。

おやじの評価としては、この艇は2000mレースで使用する艇としては特化されたものと見た。近いうちに実際に漕いでいるところを見てみたい。