Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

ワセダレガッタマスターズ8+で優勝

oyajisculler2004-10-31

本日、ワセダクラブ主催の第一回ワセダレガッタが戸田ボートコースで開催された。
ワセダクラブに関しては早大ボート部のHPに詳しく記載されているので、こちらを参照されたい。ここではおやじの所属するLBRC(淡青会)クルーが出漕したマスターズ8+レース内容について記述する。右上の写真は表彰式終了後にT大A艇庫前で取った写真。賞状と戦利品を囲んで記念撮影。(サントリーのウーロン茶とチューハイ缶の箱入り、全部で4箱貰った)戦利品はT大に寄贈した。

マスターズ8+レース:

  1. 出漕したクルー数:8クルー(平均年齢が最も若いLBRC:37歳から、71歳の早大OBクルーまで様々なロートルクルーが出漕)
  2. レース方法:500mのマッチレースで実施。トーナメント方式で予選(4組)、準決(2組)、決勝とレースする。
  3. タイムハンディキャップ:USRowingで規定しているマスターズレースの年齢ハンディキャップ算式(1000mベース)を500mレースに準用したもの。クルー平均年齢を元にタイムハンディキャップを決めるもの。Hcp=(平均年齢-27歳)^2*0.010。LBRCクルーのHcpは1.0秒。

トーナメント表を見て、優勝できると直感:

トーナメント表を見ると、LBRCクルー(37歳、1.00秒)は予選で早大OBの超六漕ごう会(71歳, 19.36秒)と対戦、全く未知のクルーながら勝てると予想。順当に行けば準決勝でパルテ会(45歳、3.24秒)、決勝で三菱ボートクラブ(65歳、14.44秒)と対戦することを予想した。パルテ会、MBC共に、戸田で良く練習しておりハンディー差もあるので苦戦するが、何とか勝てると直感した。問題は、如何に力を温存して決勝に駒を進めるかである。予め、ハンディー差から、勝つために必要な艇差を計算。予選、準決では力を温存するため、おやじの立てた戦術をクルー全員に徹底した。即ち、スタート200mまで全力で飛ばし、一気に突き放し、相手の戦意を喪失させる。次に整調であるおやじが相手クルーの状況を見極め、COXにペースダウンを指示するもの。さて、うまく行ったか?

予選:

スタートに付けると早大OB艇が来ている。年齢構成を観察すると正しく平均71歳。相手クルーから、「身の程をわきまえて、ホドホドにな!」と声が掛かる。こちらも「楽させてください」等と訳の分からぬことを言い返す。さて、スタートする。朝一発目のレースで動きは硬いが、順調に先行し、ドンドン引き離す。SRは41から入り、200m付近で39くらい。ハーフの250mで概ね50mは離れる。(ハンディー差から、必要な艇差は80m程度)これは落としても大丈夫とおやじが判断。COXに2枚落としを指示。だが、更に離れるので、更に2枚落としを指示。まだ、離れる、こちらもチョット息が上がってきたので今度はライトパドルを指示、これで一気に楽になる。そうこうしている内にゴールする。後方を見ると100mは離れている。これは予想通りの展開。勝ったと思い、次のレースに備えて、少しクーリングダウンを入れて上がる。タイムは生値1'34",修正後1'33"。予選上がりの他クルーの修正後タイムは、パルテ、MBCが共に1'34"。予想通りのタイム。これは楽は出来ないと判断。

準決勝:

準決は強敵パルテ会との対戦。シーズン中ローカルレースに出まくっているパルテ会、中々強敵であり、実質の決勝戦とも言えると予想。それでも何とか体力を温存して決勝を万全に体勢で望みたいおやじ本人。ハンディー差は2秒強であり、出来れば1艇身付けたいが、逆カンバス差でも勝てることを出艇前に確認。さあ、スタート。スィープチームボートのスタートダッシュはおやじの得意技。現役時代はスタートで出られたことは殆ど無い。今回も、ハイピッチ10本で1/3艇身出る。さらにコンスタントに入るがレート40位で押し捲る。グイグイ先行し、COXが嬉しそうに「出た出た!」とコール。250m付近で概ね逆カンバスを確保。これは相手は諦めたなとおやじが判断。300m付近で2枚落としをCOXに指示。もう少しで水が空きそうになるので、体力温存のため、おやじが更に2枚落としをCOXに指示。(これが余計だった)ラスト100m、何と、パルテがジワジワ迫ってくる、慌てて、ゴール前で2枚上げを指示するも、早くもゴール。整調から見ると逆カンバス無かった様に見えるが、COXは逆カンバスはあったと言う。まあ、雰囲気、3秒差はあったと期待して、クールダウン後に上がる。それでも心配なので、COXを本部に走らせ、公式結果を確認する。なかなか帰って来ない。ひょっとして修正タイムで負けて帰って来れないのでは?と心配になり、漕手も本部へ向かう。途中でMBC関係者から決勝で対戦ですねと声が掛かる。アーこれは勝ったと一安心。2回目の2枚落としはチョットやり過ぎたと後で反省した。準決勝のタイムは生値1'32", 修正後1'31", パルテ会との修正タイム差は0.8秒だった。

決勝:

決勝の相手はMBC。ハンディー差が13秒あり、70m位離さないと勝てない。しかし、準決勝でのMBCのタイムを見ると、予選より大分悪化している模様。これは勝ったなと判断。後、やるべきことは、折角温存した力を決勝で出し切って、1'30"を切ること。ラストスパートまで入れることを確認して岸蹴り。スタートに付けるとMBCの顔見知りの先輩から、「俺たちは大先輩なんだぞ、先輩に恥をかかせるなよ!」と声が掛かる。こちらも「先輩に恥ずかしい漕ぎを見せられません!」とやり返す。さあ、スタート。確認した戦略通り、相手は無視して、500mのベストタイムを狙って、ドンドン蹴りまくる。コンスタントレートも38以上をキープしてラストスパートも入れて500mを漕ぎきる。これはやったと実感あり。1'30"切りの声を聞きたいとワクワクした。レース後、Head of Setaの準備も兼ねてポンドを1周して上がる。後で聞いたら1'35"とのこと、何でだろ〜♪? 順風が収まり略無風であったが、釈然としない。但し、レースの方は修正後タイムで6秒差で勝ちとのこと。まあいいか?といった感じ。

まとめ:

ワセダレガッタ出漕は僅か2週間前に決まった話だが、出漕して、勝てて非常に良かった。こちらはレースを楽しませて貰った上に、懇親会への招待、表彰状、景品まで頂いて大満足。おやじのLBRCの方も12月18日の2000m招待レース(LBRC、濃青会、パルテ会のエイト3杯レース)の運営を確りやって、年末の戸田コースに華を添えたい。下の写真は懇親会会場のワセダ艇庫前でのLBRCクルーの記念写真。いい感じです。

以上