Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

淡青会エイトの乗艇練習


今日は週1回の淡青会エイトの乗艇練習。
今日も下げ潮の中で乗艇した。
先週は北西の風だったので、潮流と風が同じ方向なので水面のコンディションは良かったが、今日は東風だったので、大曲より下流は風向きと流れが喧嘩して水面はチャプチャプだった。

先週は、順流・順風の好コンディションで、低レートUT(SR17)で1'58"/500mの素晴らしい艇速が出せたが、今日は逆風だったので、2'08"/500m程度の艇速に留まった。

2000m B4漕(SR24/26/28)は、大曲下流で行ったこと、また、途中でウェイクボードのモーターボートの曳波を食らったこともあり、先週の様な艇速は出せなかった。

特に、昨日、WMG60'sの付きフォア乗艇に比べると、ドライブの強さや加速感が不足して、気持ちよく漕ぐには至らなかった。

まあ、WMG60'sのクルーはクルー平均でErgo 2000mで7'00"の漕力がある体力面で圧倒的に強いので直接比較するのは無理があるが。。。
いずれにせよ、やはりボート競技で良い艇速を出すにはまず体力、即ち、Ergoスコアが必要ということだ。

今日は昨日に比べると、少し蒸し暑さが穏やかだったので、漕ぎやすかった。

<動画及び写真>

2019-07-21 LBRC8+ 荒川 4Work
https://youtu.be/8J4eFVm51Io

9時49分、コックス虫明さん@秋が瀬
 漕手@秋が瀬
 同上

2019-07-21 LBRC8+ 荒川 @F UT漕(復路)
https://youtu.be/BEIcemG0LcA

2019-07-21 LBRC8+ 荒川 2000m B4 (24-26-28)
https://youtu.be/4BN-T60imTA

<動画を見たコメント>
#B: 今回は#SのリガーにGoProカメラを取り付けたが、Finishで#Bの状態が動画に確り映っている。即ち、#Bはフィニッシュで上体がアウトサイドに逃げているということ。#2の状態がフィニッシュでアウトに逃げていることもあるが。

#2: Every Strokeでドライブ中にブレードを見ている。結果、フィニッシュで上体がアウトサイドに逃げている。

#5: 4 workではキャッチでシートを良く出し、前に良く伸びる事ができている。一方で肝心の両舷漕ぎの際には両膝が閉じていて前に良く伸びる事が出来ていない。フィニッシュ後に確りハンズアウェーすることができず、肘が曲がったままフォワードし、キャッチ前に”ヒョイ!”と腕を伸ばすような不正なキャッチ動作となっている。

#6: 4 workではアウトハンドのグリップエンドを持っているが、両舷で漕ぐ際には上体をインサイドに内傾させ、アウトハンドハンドがグリップエンドから外れてインボードを短く持っている。これでは小さな動きでオールの振り角を大きくすることができるが、梃子比が重くなるので強くドライブすることが出来ない。また、上体が内傾しているのでバランスを崩しやすい。アウトハンドはグリップエンドを確り持つ必要がある。

以上

WMG60's 乗艇練習スタート

World Masters Gameに向けたWMG60'sメンバーの乗艇練習を今日からスタート。

今日は戸田界隈の水域で乗艇する漕手4名で付きフォアクルーを編成し、荒川で乗艇した。
クルー構成は以下の通り:

  • C 金子(淡青会)
  • S 氏家(淡青会)
  • 3 服部(多摩川RC)
  • 2 後神(黄門RC)
  • B 鴨井(パルテ会)

今回の漕手4名は9月のオ盾でストロークフォアとなる予定。
因みに4名とも先々週の全日本社会人選手権の年齢別シングルスカルに出漕し、メダルを獲得したスカラー

付きフォア艇は法政大学さんから借艇。
スイフト製の艇で船体の色と同じ「orange 2012」と言う名前。ほとんど新品同様の綺麗な艇だった。
今回初めて組むメンバーだったが、皆さん、力強いドライブで、淡青会エイトとほぼ同等の艇速が出た。
乗艇中にクラッチハイトの微調整を行ったので、次回乗艇では最初から気持ち良く漕げるだろう。
来週はフルメンバー揃うので、エイト乗艇の予定。

<写真や動画>
7:53 付きフォアのリギング
 10時08分、乗艇中

2019-07-20 WMG60's M4+ P@F UT(秋が瀬~大曲)
https://youtu.be/dbGgzbUL2BI

2019-07-20 WMG60's M4+ Race Pace 10本 x 6
https://youtu.be/TdmtEGC3XbY

以上

久々の蒸し暑さ

今日は荒川でスカルを漕いだ。
天気予報では雨が確り降りそうな予報だったが、雨は少しぱらついた程度だった。
と言うか、気温高めの中で小雨の降る非常に蒸し暑い環境の中で乗艇した。

メニューはW.Up後、B2 UT漕を8km程度。
その後、レースペース1000m漕を4セット実施。セット間はライトワーク500m漕。
順流だったので、GPSの示す艇足は、1:57/500m、SR29とまずまずだった。
ザクッと静水無風換算すると、Ave.2:07/500m程度。

蒸し暑い中で途中から薄日が射したりして非常に蒸し暑く、玉のような汗が吹き出し、非常に疲れた❗

 8時05分、岸蹴り。
 8時58分、秋が瀬。水温21.5度
 同上
 9時48分、揚艇。日焼けしか顔が真っ赤になっている。

以上

World Cup III ロッテルダム

f:id:oyajisculler:20190717230026j:plain
先週末まで、オランダのロッテルダムでWC IIIが開催されていました。
知人の大沼さんがfacebookでレース動画サイトをアナウンスしてくれましたので、レースの動画を見る事ができました。大沼さんありがとう。

WC3の動画サイト:
https://www.eurovisionsports.tv/fisa/?fbclid=IwAR0i9aPjgmVI9Gp64ybkQxeYvu1G4cktgPkdyrxWhTNSED70zlsv5Elq-dc

world cup 3は世界選手権前の最終戦という事で、強豪国の主なところは殆ど参加していた様です。

FISAのレース動画は検索が分かり難いのであまり見る事ができませんが、このWC3は、主なレースが殆ど収録されていて、非常に勉強になりました。

このレース動画を見て印象に残ったことを以下、箇条書きします。

1)M1X:
2強は、デンマークのNielsen選手とノルウェーのBorch選手。今年の世界選手権はこの二人の争いになるでしょう。体格・体力面ではNielsen選手ですが、水面が荒れると漕技に優れたBorch選手が優位になるでしょう。この意味では、荒れる海の森コースではBorch選手が優位の様です。
胴長短足の日本人スカラーはBorch選手のハイレート漕法を参考にすべきと思います。

2)W1X:
NZのTwigg選手が体力・漕技の両面で他を圧倒しています。女子スカラーは、Twigg選手の漕ぎをお手本として練習すると良いでしょう。

3)M8+:
今大会で、英国>ドイツ>NZの3強が明らかになりました。
NZはこれまでは決勝に出るものの最下位となるレースが多かったのですが、五輪金メダリストのドライスデール(M1X)、ボンド(M2-)の二人を加えたことで、一気に強いクルーとなりました。この短期間でここまで強くなれたので東京五輪までの1年で、英国・ドイツと肩を並べるクルーになる可能性は十分にありそうです。
尚、今回優勝した英国エイトの強みはLong Seat Slideを生かしたLeg Driveですね。

4)M4X, W4X:
男女ともに4Xの2強は、ドイツとポーランド
この両国共にリガーはFront Wingリガーです。ドライブの力をダイレクトに伝えるという意味ではBack Wingリガーの方が良いのですが、Back Wingリガーはクラッチ軸角度の微調整が難しい問題があります。特にチームボートの4Xの場合は、コーチ泣かせです。
そこで、リギング微調整・管理がしやすいFront Wingリガーを選択したのでしょう。

5)M4-:
今大会でも豪州4-クルーが圧勝しましたが、2018年までの豪州4-クルーとは異なる編成でした。即ち、Hill選手とTurrin選手が乗っていませんでした。この2名無しでも圧勝してしまう豪州の選手層の厚さは凄いですね。

6)M2-:
前述のHill/Turrin選手は、今大会では2-で参加していました。漕ぎの粗さはありますが、パワーが圧倒的ですね。

7)NZと豪州のSweepオールはUltralight?:
NZと豪州のSweepクルーのオールを良く見ると、SkinnyではなくUltralightシャフトだった。
Skinnyシャフトを使用している英国やドイツは、キャッチハーフのLeg Driveメインで、上体や腕はリラックスして漕いでいる。ボディースイングや強い腕引きを重視しているNZや豪州は柔らかいSkinnyシャフトより硬いUltralightを好むのだろうか?

8)エイトのコックスは男女不問:
M8+では、オランダと豪州クルーのコックスは女子。逆にW8+では、NZ、豪州、ロシアクルーのコックスは男子だった。

9)LW1X 冨田選手: final Aで5位
FAに進出した冨田選手が5位に入賞。
Final Aレースは逆風が吹き荒れ、1Qは漕ぎ難そうだった。漕ぎの精度に難のある冨田選手はスタート直後に波を叩いて出遅れたが中盤で1艇追い抜き5位。
冨田選手は体力・精神力共に優れたものを持っているので、漕ぎの精度・テクニックを改善できれば、メダルにも手が届くだろう。
それには、最適リギング設定も含めて、冬場の地道な努力が不可欠と思う。(このままの漕ぎでは、2Xで上手く合わせられる相棒は現れないだろう)

10)LW1X 上田選手の活躍
semi finalで惜しくもFA進出を逃したが、FBではラストQで上位クルーをごぼう抜きし最下位から2位まで順位を上げた。
FISAのレース解説者も上田選手の追い上げを賞賛し、Japanese sculler Ueda!を連呼していた。
上田選手の漕ぎの素晴らしいところは、日本人の短いながらも強いLeg Driveを生かしたLeg Driveメインのハイレート漕法。
Leg Driveをダイレクトにハンドルに伝達するため、骨盤を確り立てて状態をアップライトに保ち(Sit Tall)、グングンハイレートでドライブすること。
これを実現するために、正確なブレードワーク・精度の高い漕ぎを行っている。FISAの解説者はこの上田選手の漕ぎを見逃さなかったということ。
正に、和製Borch漕法と言えるだろう。
(今年の全日本選手権M1Xで優勝した中野選手の漕ぎも、ある種Borch漕法と思う)
日本の他のスカラーも、日本人体型を上手く生かしたこの漕ぎをトライすべきと思う。

以上

雨天の戸田コースは閑散

 8時28分。岸蹴り前の戸田コース。水温23度。今日の戸田コースは閑散としていた。藻の影響は殆ど無かった。

今年の梅雨は、小雨・曇天の日が続き、殆ど日照の無い日が20日も続いているとニュースで言っていた。
農作物が不作という点では困るが、この時期に気温25度未満の日が続くというのはオアズマンの乗艇練習には最高のコンディションだ。

天気予報では、今日の午前中は本降りの雨が続くという予想だったので、今日はマイカーで戸田へ。
生憎、東名高速は川崎IC辺りから渋滞となり、東京ICまで自宅から1時間以上も掛かった。
このため、戸田まで2時間以上掛かった。これでは電車で来るのと所要時間は変わらない。

荒川は雨で増水し、流れが少し速いので、今日は戸田コースで漕いだ。

雨が降っていたためか、今日の午前中の戸田コースは閑散としていた。
日差しが無い日が20日も続いているためか、コースの藻は余り伸びておらず、今日は藻の影響は殆ど無かった。

今日の乗艇メニューは、W.Up後、B1:12kmとB6(RP 10本 x 6)で、先週火曜日と同じ。

B1は、レートを17以下とし、1本1本脚で強くドライブする事を狙った。
漕ぎはじめは、レートを落とすことを強く意識し、SR15.5辺りで漕いだ。
ここまでレートを落とすと、いくら強くドライブしても艇速が伸びない。

中盤から艇速を意識したところ、少しレートが上がり、12㎞平均の艇速は2:35.3/500m, SR16.6, DPS 11.65mだった。
先週はAve. 2:32.7/500m, SR16.9だったので、少し艇速が落ちたが、レートを落としたためだろう。

B1 UT漕後は、B6のRP 10本を6セット実施。

B6の方は艇速を狙って、少しレートを上げて漕いだ。6セット平均の艇速は、無風換算で1:55.3/500m, SR32.8, DPS 7.941m
B6は、先週の艇速(1:58.2/500m, SR31.3)より良かった。

艇整備の確認:

5月以降、クラッチの換装(C2→Croker)、グリップの交換、シートコロの換装(桑野→デルタ)と、艇の整備を実施した。
クラッチに関しては、材質の硬いCroker製に換装した結果、クラッチ自体の衰耗は軽減された模様。
一方で、今度はオールのスリーブの方が擦り減ってきたような気がする。
オールのスリーブは交換には手間と金が掛かるので、長い目で見れば、多少擦り減ってもC2製のクラッチの方がコスト面ではメリットがあるような気がする。
今年の年末辺りに、クラッチとスリーブの衰耗状況をよく見て、どうするか考えいようと思う。
Crokerクラッチ換装後、1か月半経過。材質が硬いので擦り減りは少ない模様。
 Crokerオールのスリーブ。クラッチの材質が硬いので、スリーブの方が負けて、若干摩耗している模様。

グリップの換装に関しては、特にコメントなし。尚、真新しいグリップは少し太いのと密着度が高いので、手のマメが出来やすいようだ。

最後にシートコロの換装の結果。
先ず、スライド中に”シャー”という音は無くなり、静かになった。
また、シートスライドの抵抗が少し減り、スムーズな滑りとなった。
揚艇後にコロとレールを確認したが、これまでレールに付着していたアルミの擦り減りの黒いカスが殆ど無くなり、タオルでレールを吹いても殆ど黒い汚れは付着しなかった。
どうも、これまでの古いコロ(購入後2年半以上経過)は、ベアリング部が劣化して転がり抵抗が増大し、コロがレール面を擦っていた様だ。
今回の真新しいコロ(デルタ製)はベアリング部の抵抗が小さい模様。
またタイヤ部分の材質(白い樹脂)が、桑野製の材質より柔らかく、レールとのタッチがソフトになり、滑走音が小さくなった模様。
いずれにせよ、シートの滑りが改善し、気持ちよく乗艇できた。

 一昨日交換した新しいコロ(デルタ製)。シートの滑りが改善。転がり音が無くなった。
 一昨日コロを交換した時の写真。

以上

約1か月ぶりの淡青会エイト練習

この1か月間は6月下旬の京大戦OBエイトレース、そしてその後は全日本社会人選手権に向けたシングルスカル乗艇に特化して乗艇したこともあり、淡青会エイトの乗艇練習に参加出来なかった。

ということで、今日は約1か月ぶりに淡青会エイトで荒川出艇した。
梅雨の真っ最中であり、今日は乗艇中はずっと雨降り。
ただ、風は殆どなかったので、水面はフラットで漕ぎやすかった。
しかも雨降りの為か、今日の荒川乗艇中に笹目橋通過以降は他チームの艇とすれ違うことは全くなかった。

このため、雨は降っていたが、曳波の無いフラットな漕ぎやすい水面で気持ちよく乗艇できた。

今日の荒川の潮流は下げ潮。また、雨が降ってたので、川の流れはいつもより少し速かった。

往路は、W.Upの後、秋が瀬までSR17のUT6分漕の繋ぎで上った。

秋が瀬折り返し後は、UT漕2000m。
レートはSR17。順流なのでGPS SpeedCoachの表示艇速は、2分/500mを切る平均艇速が出た。

大曲からはフランス式B4の2000m漕。淡青会の皆さんはメインのレースが1000mということもあり、2000mは不慣れなので、レースは少し低めとし、前半1000mをSR24、後半をSR26/SR28で行った。

SR17の低レートUT漕では、フォワードで十分に休息を取れるので、2000mを一定の出力をキープして漕ぎ続ける事ができたが、SR24までレートを上げると、500mを過ぎた辺りで疲れが出てドライブが落ち、艇速が少し落ちた。
その後、1000mでレートを2枚上げSR26とし、艇速を回復するも、1本1本のドライブの強さはSR24のそれより落ちた。
ラスト500mで更に2枚上げてSR28としたが、レートを上げて苦しくなった分、ドライブが落ちてしまい、2枚上げした割に艇速はさほど伸びなかった。ラスト250mからは脚蹴りを入れスパートモードとし、艇速を上げて終了。
初めてのB4:2000mトレーニングとしては、皆さん、満足しておられた。
次回以降は、レートを上げても途中でドライブが落ちないように意識して取り組みたい。

いずれにせよ、秋が瀬折り返し後の順流ではGPS SpeedCoachの示す艇速が向上し、気持ちよくトレーニングすることができた。

9時44分、秋が瀬折り返し。コックス=金子さん
 クルーの皆さん

シングルスカル自艇のシートコロ交換

現在使用中のコロは2016年11月に交換したもので、2年半以上使っている。
毎乗艇後にシートを外してレールとコロを清掃しているが、近ごろは少し滑りが悪くなった感あり。特にフォワード中にコロが”シャー”と音を立てるようになった。
乗艇練習に、明確な支障がある訳ではないが、スライド中にコロから音がでるのは気分が良くないので、コロを4輪全て交換することにした。

ベアリングコロで最も廉価なのはデルタジャパン製のコロ。1個:税抜き600円と安い。
金曜日に注文したところ、艇庫に届いていた。

エイトの揚艇後に、早速、シートのコロ交換作業を行った。

以下、交換作業の様子:

 デルタ製の新しいコロ

 コロ交換前のシート。現在取り付けられている黒いコロは桑野製。

 新旧のコロの直径は同じ

 コロは4輪全てを交換したが、4輪全てを外すと、車軸が外れてしまうので、コロは一輪ずつ交換。

 コロの交換作業を完了。

火曜日にスカル乗艇するのが楽しみだ。

以上

社会人選手権年齢別M1Xゴール前写真

FacebookのJapan Rowing Associationに掲載されていたWMG60'sメンバーのゴール前写真をダウンロード。
写真は、JARA広報委員会の宅島正二さん撮影によるもの。
WMG60's活動の参考用にブログにも転載する。

WMG60'sメンバー:

 60歳以上優勝の鴨井選手
 同上

 50歳以上2位の氏家選手
 同上
 同上

 50歳以上3位の服部選手
 同上

 50歳以上4位の佐藤選手
 同上

WMG60'sメンバー以外(参考用):

 50歳以上優勝の竹内選手
 同上
 同上

 40歳以上優勝の後神選手
 同上

以上