Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

11月13日、瀬田川から三方五湖:盛り沢山の一日

 久々子湖周辺の水上散策コース

当初の予定では11/12(土)はHOS、そして11/13(日)は富山のHOJとレースを連チャンする予定でした。
しかし、11/13は強風&雨天の天気予報を受け、HOJの開催が1日繰り上がり、HOSに出漕する私はHOJへの参加が出来なくなりました。

そこで、11/12に瀬田のアーブしがにもう1泊し、早朝に瀬田川で一漕ぎしてから、福井の久々子湖にある福井県漕艇場に移動することになりました。
天候に翻弄されましたが、結果として11/13(日)は密度の濃い充実した一日となりました。

1.早朝:瀬田川の南郷洗堰往復の乗艇
朝6時起床、宿(アーブしが)前の土手に置いた1X自艇で岸蹴り。
瀬田川を下り、南郷洗堰で折り返し、瀬田川での乗艇を終了。
急ぎ、艇を解体し、マイカーのバネット号に荷物を積み込み。
 岸蹴り時。6:28 日の出前の空。
 6:29 唐橋
 6:55 南郷洗堰

 加藤さんのマイ桟橋に到着

2. 午前:瀬田から久々子湖への移動
瀬田から久々子湖への移動。湖西道路(無料ですが自動車専用道路で快適でした)経由で2時間弱で到着しました。
 

3.昼:久々子湖と浦見川&早瀬川の水上散策
11時前。久々子湖福井県艇庫到着
天気予報では雨が降り、強めの風が吹くという事でしたが、到着時には雨は降っていませんでした。
風は3m~4m程度で少し強めですが、漕げないほどの強さではありません。
ネットの天気予報を見ると、明日の方が風が強いということなので、加藤さんと相談の上、一日繰り上げて、三方五湖巡りをトライしてみました。
さて、岸を蹴る頃になって、雨が降り始めました。
また、風向は南風でした。
先ず、最初に向かったのは、久々子湖水月湖を結ぶ人工水路の浦見川。
本当に狭い水路で、シングルスカルで通る際にも両岸に接触しない様に気をつける必要がありました。
浦見川を抜けて水月湖に入りましたが、生憎の南風で、風下に当たる水域は波が集まって酷く荒れていました。
という事で、水月湖周遊を諦め、久々子湖へ戻り、レースコースをトレースしてみました。
よく見ると、スタート地点から1500m地点までは500m毎に確りした赤白の支柱が立っていました。
もしかして2000m直線で取れるのかな?と思って漕いでみたところ、ギリギリ2000m取れる事を確認しました。
そうこうしている間に南風が止み、無風になりました。
そこで、久々子湖から外海に出るための水路である早瀬川を通って、日本海の外海に出てみました。
風が止んだこともありますが、日本海側は全く波がなく、べた凪の水面でした。
日本海を少し見回した後で、再び早瀬川を通って久々子湖に戻り、2000m直線コースをトレースして、三方五湖探索を終えました。
三方五湖レインボーラインからの眺望が美しい国定公園ですが、水上周遊も楽しい水域であることを実感しました。

<写真>
 福井県艇庫前
 岸蹴りへ
 久々子湖から浦見川へ(浦見川はシジミ養殖場になっている模様)
 浦見川の水路。本当に狭い水路でした。
 浦見川を出て、水月湖に入ると南風で風浪が溜まって大波でした。

<動画>
20221113 1X@艇庫船台岸蹴り~久々子湖~浦見川
https://youtu.be/WwFydaC8kT8

20221113 1X@浦見川~水月湖入り口~久々子湖
https://youtu.be/dOro9qGNsXY

20221113 1X@外海~早瀬川~久々子湖2000m直線トレース
https://youtu.be/X6uKtHBtmyo

20221113 1X@久々子湖2000m直線コーストレース
https://youtu.be/4XNXbfPxEbU

20221113 1X@久々子湖 着岸&揚艇
https://youtu.be/-tb_oEQ2lP8

4.レインボーラインと五湖テラス
久々子湖水上探索を終え、少し遅い昼食を食べた後、三方五湖観光道路のレインボーラインを上ってみました。
この頃、タイミングよく、雨・風が止みました。
また、三方五湖周辺の山は紅葉が丁度見ごろになっていました。
この辺り一帯は国定公園になっていて、切り立った海岸線も自然のままの美しい姿で感激しました。
 パーキングは風(霧)の通り道になっていました。
 レインボーライン駐車場からの若狭湾の海岸線

 紅葉越しの三方五湖
 三方五湖の案内板
 若狭湾国定公園
 五湖テラスから見た紅葉超しの水月湖三方湖
 自撮り

5. 年縞博物館
ブラタモリでも紹介された水月湖の年縞博物館。
7万年分の年縞が展示されたユニークな博物館でした。
非常に簡単に言うと、水月湖は大きな河川の流入の無い安定した湖で、その固定には樹木の年輪の様に1年当たり1mm弱の年縞が湖底に堆積している。
(要するに物理的に年縞を目視でカウントできる)
この中には葉っぱの化石も含まれている。葉っぱには放射性炭素が含有されているので、その葉っぱが何時堆積したか、そしてその放射性同位元素の分析から同じ炭素を含有した世界中の遺跡の葉っぱや繊維の年代特定の物差しになるということです。
この世界で最長(7万年)の年縞が日本の水月湖にあったということですね。
因みにこの年縞の発見は、縄文時代の考古学の研究・発掘から偶然に発見されたということです。
 年縞博物館

 隣には縄文博物館

6.美浜民宿の料理を堪能
当地での宿は、コストパフォーマンスの良い民宿を選びました。
美浜町観光協会から紹介頂いた久々子海水浴場近くの「いそや」さんに宿泊しました。
晩御飯は、当地名産の魚介類つくしの美味しい料理を頂きました。
因みに1泊二食付きで11000円ですが、全国旅行支援の40%引きが適用されて6600円でした。
加えて、福井県で使えるクーポン券3000円分も頂きました。
 夕食のお膳
 越前ガニ(雌)
 石鯛の刺身(当地での名はシマダイ)
 吸い物
 締めは讃岐うどん(民宿のご主人が手打ちしたうどん)

尚、その日の夜から朝方に掛けて、強い北風が吹き、日本海若狭湾)は大荒れになり、翌朝の久々子湖での乗艇は断念しました。

 荒れる日本海(11/14朝)

11/14朝、福井県艇庫前で、加藤さんに暖かいコーヒーを頂きました。11/11昼から11/14朝まで4日間お世話になりました。楽しい遠征でした。
 

氏家