愛車NV200 バネット（バネット号）で車中泊すべく、車載ベッド、窓のシェード、社昼食用品準備などをしてきた。
試しに自宅駐車場で車中泊テストをしてみたが、気温10度程度でも車内で寝るのは寒さを感じ、電気毛布の必要性を感じた。
そこで、今、車中泊グッズとして脚光を浴びている車載ポータブル電源に着目した。既製品を買うとなると5万円する高額の商品。
ネットで調べると、車用バッテリーをサブバッテリーとする車載ポータブル電源を自作（DIY）する動画やブログがヒットした。
電気系のDIYは専門分野ではないがが、楽しみ半分で車載ポータブル電源のDIYに挑戦してみた。
＜車載ポータブル電源DIY要領のお手本ブログ＞：「ひとり旅でソロキャンプ」より、シガーソケットから自作ポータブル電源・サブバッテリーへ充電
https://solocamp.tabinchuya.com/acc_battery_charger/
ポータブル電源DIYのお手本ブログを見ながら、お手本をトレースしながら1週間ほどかけてDIYに励んだ。
途中、走行充電ユニットに取付けた昇圧回路が壊れて、ユニットがショートするハプニングもあったが、ヒューズを付けていたので、損害はヒューズだけで済んだ。
今回、走行充電テストを実施し、テストが成功したので、車載ポータブル電源DIYの完了とする。
走行テストは、シングルスカル新艇：秀峰号の受け取りのため、相模湖までバネット号で往復した際に、実施したもの。
以下、車載ポータブル電源の走行テストの概要：
１）ポータブル電源内蔵のサブバッテリーの初期電圧＝12.4V (昨夜、満充電＝13.1Vから電気毛布などの1晩使用でバッテリーを消耗させた)
２）午前9時11分、往路、自宅を出発。充電開始。バネット号の車載バッテリー電圧＝14.7V。ポータブル電源チャージャーの充電＝13.1V, 電流9A前後（一瞬、10Aを記録）
３）10時25分、相模湖到着。バネット号の車載バッテリー電圧＝14.1V。ポータブル電源チャージャーの充電＝13.2V, 電流5A前後。
４）14時、帰路、相模湖出発。充電開始。ポータブル電源チャージャーの充電＝13.1V, 電流7A前後
５）15時07分、実家到着。充電終了。バネット号の車載バッテリー電圧＝14.0V。ポータブル電源チャージャーの充電＝13.4V, 電流4A前後。
車の電圧＝14.0V
走行充電（相模湖往復で2時間半程度）を終えた後のバッテリー電圧は13.0Vと、ほぼ満充電となった。
これは家庭用の既製品バッテリーチャージャーと概ね同等の充電性能。
以上の通り、今回製作した車載ポータブル電源内蔵の走行充電ユニットは、十分に実用に耐えうる性能である事が確認できた。
以下、今回作った車載ポータブル電源の概要：
１）サブバッテリー：モノタロウN-MONO 42B19L（1晩の車中泊での電気毛布使用とスマホ充電は問題なし）
２）4連ソケット：Max 10A、許容電流9A, 110W
３）ACインバーター：100V, 120W
４）ソーラーチャージコントローラー：充電されるバッテリーの状態に応じて自動で適正な充電管理をし、過充電防止や電流の逆流を防止する。
バッテリー満充電(13.2V)のポータブル電源の充電入力用プラグを小型非常用電源：パワモリクン（12.1V)を接続したところ、チャージコントローラーが機能して電流は全く流れず。
次に車のシガーソケット（バッテリー電圧＝14.5V）に接続。
満充電だったので、電圧が車側の発電機電圧まで上昇して、電流は2A以下となる。
確認のためにエンジンを切ると、車の電圧（シガーソケットの電圧）は、12.9Vまで低下。
車の電圧がポータブル電源のサブバッテリーより低いので、電流は流れず。
５）電圧・電流デジタルモニター：シガー入力、チャージ出力、バッテリー電圧の3個
６）交流電源のバッテリーチャージャー（自宅にあった既製品）
７）総重量：16.4kg（但し、交流電源バッテリーチャージャーも含む）
材料費＝18000円程度（但し、元々持っていた自宅用チャージャーを除く）
参考ながら、製作途中でDCDCブーストコンバーター故障により、ヒューズが切れたりしたので、これらの損害費用も含めれば、約2万円程度かかった。
（元々、持っていた電線や接続端子の材料費、そしてDIYに用いた専用工具の費用は含まず）
今回、DIYで自作したので、このユニットに何かトラブルがあっても自分で対応できる。
また、何より、やや苦手意識のある電気系のDIYを十分に楽しむ事ができた。
後は車中泊などで、車載ポータブルユニットを活用する場を設けたいと思う。
以上
