500m x 4の並漕： - Oyajisculler's blog

500m x4は天寵のメニュー。無限は元々は別メニューとしていたが、自発的にメニューを500m x 4に変更した。500m漕のハンデは0.5L。
通常、下位のクルーは並べると負けるので上位クルーとは並べたがらないモノだが、今回のオープンクルーは並べた方が練習強度が上がることを理解しており、今回も予定を変更してでも並べを希望してきた点を高く評価したい。お蔭で、対校エイトも良い練習となった。

無限は静止スタートからの500mにやや苦手意識がある様で、1本目はあっという間に抜かれたが、2本目のランニングからのコンスタントでは0.5L差のハンデ以内で抜かれなかった。
無限クルーは逆風に対して耐性というか強味がある様に見える。足りないのはトップスピードとスピード持久力か？
トップスピードの方は、これから東商戦までの毎回の乗艇練習で行う、静止スタート練習で改善してゆこう。

対校エイトの方は、今回の500m x 4を東商戦2000mレースを4分割したシミュレーションとしていた。即ち、1回1回Maxで漕ぐのではなく、2000mレースの各Ｑでのレースレートで漕ぐと言う形。
３Ｑは1'28"〜29", SR36で巡航し、ラスト150付近から足蹴り10本を入れて一気に艇速を5秒改善し、1'23"、SR38としていた。レース戦術のPower 10を練習したという事。
４Ｑのラストスパートは、1'24"/500m, SR41まで上げる事が出来た。

天寵の今後、レースまでの課題は：

１Ｑで頭を取るためのトップスピードの改善。ＳＳ＋10本のトップスピードは軽く1'16"/500mを切る艇速をいつでも出せる様にし、且つ、500mまで高速状態を長く引っ張ろう。
２Ｑ，３Ｑでは1'30"/500mを切る高速で巡航する長い有効レンジと良いリズム＆出力の漕ぎ。
勝負どころを見極め、相手を一気に突き放す戦術。（相手の戦闘意欲を削ぐ、乃至は、一気に艇差を逆転するなど）

トップスピードに関しては日々の静止スタート練習でトップスピードの向上を期す。
中盤での高速巡航は、低レート6kmUT漕でのリズム感、1本1本のレンジ＆強度を、地道に向上させよう。
勝負どころに関しては、無限との並漕で相手クルーの息遣いを良く感じとり、”ここだ”という勝負どころを見極め、戦術を投入する勝負師の感、心構えを身に付ける。

＜写真＞
　5時13分。戸田橋方向からの日の出。
　5時31分。無限のパドルアップ。6番：A木のキャッチ前がフライアップ。ハイトが高過ぎるか？
　5時35分。同上。3番：T中のリリースはハンドルタップダウン過大。跳ね上げ過ぎ。逆に5番：H比谷はタップダウン不足で水面とブレードのクリアランス不足。6番：A木はアウトハンドの手首が下がっている。（アウトハンドでフェザー？）
　5時59分。天寵の6kmUT漕序盤。バック台取組み開始以降、B-sideに下がる癖は治った。B-sideのリカバリークリアランスも取れている。要するにこれまではサイドで会っていなかったのでバランスが悪かったということ。
　6時03分。天寵の6km漕、2km通過時辺り。
　6時11分。3.5km通過時辺りで天寵が無限を抜き去った。5番：H比谷のキャッチ前が低すぎる。もう少しハンドル下げてクリアランスを取ろう。
　6時15分。無限の6km漕後半。
　同上。
　6時50分。500m漕 x 4。エイト2杯で並漕（ﾊﾝﾃﾞ＝0.5L)
6時54分。付きフォアのバリエーション2000m漕
　6時57分。同上。