午後：1000m x 10 - Oyajisculler's blog

早朝は低レートUT漕のみだったので、午後は、1000m x 10のエイト二杯並漕とした。
但し、今朝取り組んだフィニッシュハーフをダイナミックなボディースイングで加速する漕ぎを高めレートまで繋げる事を狙い、レートはSR18からスタートし、10発目にSR34まで暫時上げるメニューとした。レストは3分。戸田〜笹目間は、週末なのでウェイクボードが多くいることもあり、笹目橋より上流の水域で行った。（エイトは大曲の1km上流と笹目橋間の往復、小艇はいつもの笹目橋上流1km定点往復コース）
＃１エイトのエルゴ75kg換算は、6'36"、#2エイトは6'45"で、9秒の差あり。ハンデを付けないと並べにならないと考え、スタート時に1L差をハンデとした。
さて、最初はSR18から。見ていると#1エイト：無限のフィニッシュ突き離しが今一つパンチが効いていない。一方で、淡青の方は小気味良い突き離しでフィニッシュが加速出来ていた。結果として、スタート時のハンデのまま推移し、殆ど差が詰まらなかった。
3本(SR18,19,20)終えた所で2艇の艇速に殆ど差が無いので、折り返し後の4本目からはハンデ無しのガチンコ並漕とした。また、無限には、フィニッシュ押し切り時の腕引きを素早くダイナミックに行い、強く艇を加速させる様に厳しく指導した。この結果、7本目(SR28)辺りで漸く無限のフィニッシュ押し切りに力強さが出て、艇速が明らかに無限の方が良くなってきた。
そこで、8本目以降は再びスタート時のハンデを１Ｌ差に戻して並べた。この結果、ゴールで2杯が良く競う形になった。
今回の並べでは、#2エイト：淡青のフィニッシュ突き離しのスピード感が良く出て、淡青の方が上手く艇を加速していた。一方、無限の方は力はあるものの、フィニッシュに向けて強く素早く腕を引き付けて艇を更に加速する漕ぎがクルー内でイメージ共有できておらず、結果として、低レートでの艇速が全く伸びなかった。
この点に関して6本目以降、厳しく指摘した結果、SR26,28辺りでは漸くフィニッシュハーフでダイナミックに加速し、強く腕引きする漕ぎが見えてきた。数日前の記事にも書いたが、これまでの東大の漕ぎはフィニッシュハーフでドライブをトーンダウンさせてしまい、加速が不十分なダメな漕ぎだった。淡青の方はいち早くこのダメな漕ぎを脱却し、フィニッシュで力強く突き放す漕ぎへの変革、極端に言えば漕ぎの革命を起こしたが、無限の方は、意識不足で、この革命が出来ていなかった。
しかし、セカンドエイトに先を越された結果、遅ればせながら今日のメニューの後半では変化の兆しが見えた。今後は、第1エイトとしてプライドを持って自らの意識で漕ぎの革命を起こして欲しい。要は思い切りの問題。漕ぎを変える事を恐れる必要はない、革命を起こせば必ず結果（艇速）はつてくる。思い切って取り組もう。
ダメなフィニッシュを捨て去り、勝つために必要なダイナミックな押し切り・フィニッシュの力強い漕ぎに取組もう！そして東大漕法に革命を起こそう！

＜写真＞
　16時00分。水深0.4mAP字の26km地点付近の埼玉側浅瀬。
　同上。埼玉側の川底には浅瀬があるので、岸から10以上離れよう。
　同上。
　16時38分。1000m x 10の1本目。無限のパフォーマンスが上がらず、１Ｌ差のハンデがなかなか詰まらず。
　16時45分。2本目も差が詰まらず。淡青のフィニッシュ突き離しが良かった。
　17時21分。8本目(SR30)辺りから体力に勝る無限が淡青に差を付け始めた。
　17時32分。10本目（SR34)の序盤。１Ｌ差を詰めつつある無限（手前）
　17時32分。後半、淡青に並びかける無限（奥）
　17時34分。終盤で淡青に並ぶ無限。