Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

伊藤琢磨、国体で優勝

oyajisculler2011-10-05

今日、昼ごろ、東大淡青会の選手である伊藤君から電話があった。
「国体で優勝しました!」との報告。 おめでとう!
今大会は、静岡県選抜として故郷:静岡県の選手として出漕したもの。
彼は今春、東大大学院を卒業し、社会人一年目。所謂、ノンプロの実業団選手ではなく、普通のサラリーマンとして企業(電源開発)に就職し、仕事をしながら練習を続けてきた中での国体優勝。サラリーマンの鑑といえよう。
これまでの過程(おやじの聞いている内容)を記すと:

  1. 今年3月の卒業までは大学院生という身分で、東大艇庫を拠点として、トレーニング。
  2. 4月に卒業。 しかし、就職先企業に競漕団体としてのボート部が無いこともあり、今年度は母校OB会チームである東大淡青会(おやじの取り纏めのLBRC)で選手登録。
  3. 卒業早々のお花見レガッタに出漕。 予選・準決勝まで快調に行くも、決勝のスタートで出遅れ、優勝を逃す。
  4. 6月末までは、東大艇庫を拠点としてトレーニング継続。
  5. 就職先の新人研修期間が終了し、7月に愛知支店へ転勤。
  6. 赴任先の愛知県内で練習の拠点となる水域・艇庫を探すも彼の条件に合う受け入れ先がなく、一県跨いだ岐阜県の川辺を拠点とすることになった。(川辺では横山先生に大変お世話になっているとの事)
  7. 平日はローイングエルゴメーターによるトレーニング、週末は川辺での乗艇練習という形で、全日本や国体に備えた。
  8. 赴任早々の東海ブロック大会で国体出場権を勝ち取る。(これが自信になったとのこと)
  9. 9月の全日本選手権では、東大淡青会の選手として出漕。 予選を1位通過するも、準決勝で又もスタートで出遅れる失敗。予選に勝った相手に敗れて順位決定へ。順位決定では高校生スカラーに敗れて6位。昨年の銅メダル(3位)から3つも順位を落とした。下の写真は全日本選手権時の伊藤選手。
  10. そして今回の山口国体。予選や準決勝ではタイム的に3番手以下ながら決勝進出。決勝は良くて3位かと思っていたが、予想を覆し、見事優勝!

本人は、高校からボート競技に入った。10年目にして漸く手にした全国大会での優勝!さぞや嬉しい事だろう。
おやじも、このブログを書きながら美味い酒を飲ませて貰っている。
来年度からは、就職先の会社でボート部を創部し、その選手として競技活動を継続するとの事。
是非、今後もトレーニング及び漕技の研鑽に励んで、今度は全日本選手権で金メダルを獲得して欲しい。
以上