Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

男子シングルスカル(M1X):

おやじにとっての本日のメインイベントM1X予選A組。LBRCのI藤選手は4レーン。1レーンには今年3月のCrew Japan候補選手発掘のためのDevelopment Campで争った瀬田のY地選手がいた。自力的にはI藤選手の方が上と思っているが要注意。
さて、スタート。I藤選手は後半追い込み型でスタートダッシュが苦手。(おやじは単に漕ぎ込み不足と思っているが。。。)案の定、Y地選手にリードを奪われ、500m過ぎでは2L程度まで離された。「離されんな!ドンドン追い上げろ」とおやじ。
I藤選手の応援は、おやじの他に静岡県ボート協会の強化コーチのH内S介氏も自転車で伴走していた。(H内氏はGK大の監督でもあった筈。彼の拠点は何処なのかな?他人様の事なのでお節介は止めておこう)H内氏もI藤選手のコーチだと言わんばかりに、おやじと一緒になってI藤選手に応援?(戦術指示)していた。I藤選手は、今大会には淡青会(LBRC)の看板を背負って出漕しているのであり、指揮命令系統としては、LBRCのSBM(監督に相当)であるおやじの配下にある訳だが。(少なくとも、今大会では。。。) まあ、H内氏はその辺りの組織論に疎い?事は先刻承知であり、今回は、「あー、またヤっている」という事で流した。。。(ブログに書くという事は、実は流していなかったという事・・・)
さて、I藤選手のレースに戻ろう。1000m過ぎでY地選手を捕らえると、一気に抜き去り、後はドンドン差を広げるのみ。1位通過は確保したが、勝負は予選のタイム順位。ここで手を抜いて流すと準決勝組合せで大変な事になるのは先刻承知。1500m通過時(3L差を確保済み)にI藤選手に向けて、「後3艇身差を広げて、50m差を付けろ」と指示。ラスト250mからはスパート、ラスト100mではダブルスパートを要求し、ゴールイン。指示通り、Y地選手には50m以上差を付けた。おーヨシヨシ!
タイムは7分21秒。目標タイムは7分10秒〜15秒だったので、目標には届かなかったが、I藤選手にとっての自己ベストだったのではないかな?1Qで逆風気味だった事を勘案すると、まあヨシとしよう。
その後のM1X予選で着目したのは次の通り:

  1. B組:N津工業高校のO塚選手が出漕。O塚選手は今年の全日本Jrチャンピオン。500m過ぎから伴走したが、既に2位に対して1L程度リードしていた。静かに見ていたが、誰も応援の声を掛けていなかった。O塚君は、おやじのボート仲間:狩野じいさんの弟子で、且つ、2年前に同校でリギング指導した際に少し面識があったので、狩野じいさんに代わっておやじが声援を送った。「O塚、いいぞ、一気に突き放せ!」果たしておやじの応援が届いたか、1000m過ぎで2位を一気に突き放した。ここらで安全域に入ったので、反転してスタートへ。O塚選手のタイムは7分22秒。高校生でこのタイム!ご立派!!!
  2. C組:この組には優勝候補筆頭のT田選手が入っている。同時に世界Jr代表でK松明峰高校のN田選手も入っていた。N田選手の応援にはP会のO江氏が伴走していた。おやじは当然、O江氏と一緒にN田君の応援。N田君、高校生ではあるが1000mまではT田選手に1L差で肉薄する善戦。おーヨシヨシ。ただ、T田選手と見比べると、漕技技量の格差は歴然。1000m過ぎから少しずつ艇差を広げられた。T田選手は予選トップタイムの7分15秒。N田選手も堂々の7分20秒。今年の高校生は強い!!!
  3. 予選E組:この組にはCrew JapanのS田選手が出漕。逆風強めのコンディションだったが、S田選手、素晴らしい漕ぎで後続を引き離し1着でゴール。タイムは予選2番の7分19秒。

という事で、I藤選手は予選通過3番目のタイムで準決勝へ駒を進めた。余談だが、予選通過3番手のI藤選手と4番手のO塚選手のタイム差は僅かに1秒。ラストスパートをガンガン要求して正解だった。4番手になると、敗復通過1番手の選手(恐らくN田君)と準決勝で対戦する事になる。準決勝で楽に上がれるのと、大接戦で疲労しまくるのでは、決勝のパフォーマンスに雲泥の差がある。。。