Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

Japanese warm-up routine:

日本のボートに関して、彼が誤解していた点が一つだけあった。即ち、Warm-up routineの事だが、おやじの方から事情を説明して彼の誤解を訂正してもらった。彼のレポートに書かれていたのは:
"I have not seen anything like it anywhere else in the world. Getting on the water up to 1 hour before your race time, performing a warm up routine and then getting out of the boat in the starting area is something that I don't fully understand."
英語の苦手な諸氏がいるやも知れぬので、上記の意味を解説すると:
「レース発艇時刻の1時間も前に岸を蹴り、Warm-upしている。何のためにそんなに早く岸を蹴るのかと思えば、スタート地点の脇にある競艇用発艇施設に着岸し、ボートから降りて休んだりしている。。。これじゃWarmが台無し」
これにはおやじも全く同感。Warm-upの本質的な目的からして、折角warm-upしたのに、スタート前に岸に着けて休んで心拍数を落とすというのは、Warm-upの目的が全く分かっていない証拠。そもそもボートと言うものは一端、岸を蹴ったら、レースを終えて揚がって来るまで陸に上がってはならない競技である。たまたま、戸田コースの場合はスタート地点に競艇用の発艇施設があり、接岸可能であるので、こういう行為が蔓延っている。しかし、これは戸田でしか通用しない行為である。これが当たり前と思ったら大間違いである。
おやじ自身は、レース前に競艇場施設に横付けして休んだ事などないし、warm-upが台無しになるので、こんな馬鹿げた事はしない。外人コーチに、これがJapanese warm-up routineと言われたのが非常にカチンと来た。彼に事情を説明して、これはJapanese routineではなく、TodaのBad habitであると説明して理解して貰った。しかし、戸田の大学指導者や学生選手諸君が「まじめにレース時のPerformance向上を考えていない」という事が現れてる典型でもあり、日本のボート関係者として非常に恥ずかしかった。
日ボは戸田コースのスタート地点での競艇場施設接岸は、原則、禁止にすべきと思う
以上