Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

1X夜間乗艇(500m x 6)

oyajisculler2010-03-17

今日は平日夜間乗艇日。先週末から暖かい日が続いていたが、今日の夜は少し寒さが戻って気温は7〜8℃程度。戸田コースに着くと南東、少し強めの風が吹いていた。
今日のメインメニューは500m x 6発。お花見レガッタに向けてレースペースのトレーニング。コースは競艇場ゲートが開いており、2000mコースを広々と使うことが出来た。
1周目の4kmはW.Up。3月より、レースペーストレーニングを行う時のW.Upでは技術練習を入れている。と言ってもシングルスカルなので、余り確りした技術練習にはならない。やっているのは、漕ぎ出しをフィニッシュワークから入ること。腕漕ぎ→上体漕ぎ→フィニッシュ1/4→フィニッシュハーフ→フィニッシュ3/4→フルレンジ。1Xではバランスをキープするのが難しいのでフェザーを付けている。この辺りが少々手抜きではある。その後キャッチ練習を少々やって往路2kmで折返し。復路はパドル10本のUpを2発入れ、その後静止スタート練習。静止スタートは、3本、5本、5本+10本。静止1本目では、本番同様に針路修正を行うと共に、「Attention Go!」の間合いを確り取ってから1本目を漕ぐ様にしている。スカルでの1本目の難しいところは、片手でグリップを持つため、Goのコールを待つ間にブレードの角度がスクウェアから若干ずれる事がある。この状態でグリップを強く握り締めてフルパワーでドライブすると切れ込んだり、ブレードが浮いたりする事がある。これが厄介な問題。まあ、握り締めなければオールのスリーブ面とクラッチ面で自動的にスクウェアに矯正されるが、スタートで焦っているとこれがトラブルの元となる。そこで今日は、1本目のドライブ序盤にグリップを持つ手を卵を握る様にソフトにホールドする様に心掛けた。結果は上々。今後はこのスタイルで行って見ようと思う。
ゴールまで戻ったところで500m x 6発に入った。1、3、5発目の奇数セットは静止スタート付き、偶数セットはランニングスタートとした。ゲートが開いているので片道で500mを2本入れ、レストは500mのノーワークとした。今日フォーカスしたのはフォワードで上体をリラックスすること。これを意識しないと、疲れて来た時にフォワードで上体が力んでブレードで水面を叩いたりして余計に艇速を落とすケースが多い。今日はフォワードで上体を脱力すると共に返しを少し高めにして少しふらついても、なるべくブレードで水面を叩かない様に意識して漕いだ。レートをSR30程度に抑えたこともあるが、フォワード中のリラックス感については良い感じで漕げたと思う。先日の日ボコーチセミナーでビデオが紹介されたフランスのM2Xクルーのフィニッシュで両肘を横に開いてクリーンにタップダウンする動作と、フォワード中盤に両肘に遊びを持たせる動きを真似て漕いだところ、良い感じでリラックス出来た。

スカリングのテクニック、特に1Xのレースペースで十分にリラックスして漕ぐのは、なかなか難しい。まだまだおやじも改善の余地が沢山残っている。