Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

おやじもスタート。途中で引き波が。。。:

概ね発艇スケジュール通りの時刻におやじもスタート。発艇間隔は20秒の予定だが、皆さん割とマイペースでスタートしてゆく。おやじの前にはT大の現役学生スカラーが2名出ている。実はこのレースで彼らと晩飯を掛けてレースすることになっている。スタート序盤で飛ばし、1500m程度漕いだところでT大の1艇に追いつき追い越すことが出来た。この時同時にG習院大艇も同時に食った。後はもう一つ前を行くT大1艇を追う。ブイは自分で打ったのでブイの場所は頭に入っている。おやじは追い越しに係る側なので、ブイぎりぎりを狙って最短距離を走った。水路の狭い笹目橋を過ぎ、笹目の水位塔のカーブを曲がって、いざ頑張ろうとした辺りで何故が水面が波だっていた。「ウェイクは止めているので波があるのは変だな?」と思いつつ漕ぎ進むと、競艇場の裏手辺りから明らかに大型船のモノと分かる斜め方向に進む大きな曳き波が迫ってきた。(下の写真はその状況を撮影した写真におやじの補足説明を加えたもの)

この酷い状況でもレース中なので漕ぐ手は緩めることは出来ずひたすら漕ぎ続けなければならない。とうとう大きな曳き波のどてっ腹に舳先が突っ込み波除を超えた波が艇のコックピットの中にドバドバと侵入してきた。すると艇内に入れたサンダルがコックピットの中で泳ぎ始める。後でスピードコーチのメモリーでチェックしたが、大波を食らって艇が大きく減速したのが3300m地点と4200m地点の2回。この時に酷く浸水した様だ。その後も曳き波が消えることはなく、ボヨンボヨンと波打つ惨憺たる水面の中を漕ぎ続けた。岸蹴り場前でK応大艇を1艇、そしてゴール前でG習院大1艇を食い、戸田橋にゴールイン。結局、4艇の学生スカラーを食った。後ろを振り返ると赤灯を付けた小型艇と鋼製大型艇の2艇の河川事務所パトロール艇が全速力で赤羽鉄橋方向へ走って行くのが見えた。「コンチクショーめ!」