Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

マスターズレースについて

oyajisculler2005-07-14

最近、国内でも40歳以上の熟年漕手を対象としたマスターズレースが、徐々に増えてきた。シングルスカルの年齢別レースは以前からあったが、ここ数年、エイトによるマスターズレースが行われる様になっている。
このマスターズレースで使われているのが、USRowingルールにある年齢Hcpである。これは右上の通り、1000mレースに適用されるものであり、種目によりHcpが異なる。Hcpを計算する上での留意事項は下記の通り:

  1. 漕手の平均年齢:レースが実施される年の12月31日時点での漕手各位の年齢をベースとし、この平均年齢を算出する。平均年齢の小数点以下は切り捨てたものをクルーの平均年齢とする。例えば、平均年齢が47.9歳の場合は、47歳となる。
  2. 上記で求めたクルー平均年齢を元に、下表に示す年齢Hcpを求める。(Hcpは0.1秒単位)
  3. 実際に漕いだ計測タイムから上記の年齢Hcpを控除したタイムが正式タイムとなり、この正式タイムで着順を決める。


尚、国内で上記年齢Hcpを使ったマスターズレースは、500mで行われるものが多い。この場合は、上記の年齢Hcpの1/2倍したものを適用している。6月25日に実施した東大・京大OBによる2000mエイトレースでは、上記Hcpを2倍したものを採用した。