Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

まとめ

レースペースのSR36〜38といったハイレートのパドルとなると、自ずとフォワードの時間は短くなり、十分休むための時間が取り難くなる。この中でもフォワードの休息は必要であり、ここで休めるかどうかが、勝敗の分かれ目となると言っても過言ではない。良く耳にするQuick Hands Awayという基本動作があるが、これはHigh SRの中でフィニッシュ後に早めにスライドスタートの準備をすることにより、スライド時間の余裕を捻出し、フォワードで休むための手段である。これにより、フォワード終盤の動きも時間的に余裕が出て、正確なエントリーに繋げることが出来る。ボートの世界選手権の決勝を見ても、水を空けて勝つクルーは上記の良いフォワードが出来ており、負けたクルーは忙しい追っかけフォワードで休み無く動きまくるシーンを見ることが出来る。2003年世界選手権のドイツのLM8+やM4Xクルーは理想的なフォワードをしている。
以上