Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

艇速伸びてきた

oyajisculler2016-04-16

今日は、全クルー、早朝と午後に荒川出艇。
メニュー及び艇速結果は以下に記す通り。
早朝、そして午後とコンディションに恵まれ、各クルー共に概ね目標艇速・効率に近いパフォーマンスが出せた。
何れも、独漕ではなく2杯並漕による部内競争環境でトレーニングした結果。
やはり、東大ボート部のクルーが強くなるには、部内競争によるトレーニング強度アップが効果的であり、且つ、強くなる為に必要不可欠な練習方法であると改めて確認した。

早朝:荒川での1500m x 5(女子2Xは、8時岸蹴りで別メニュー)

本トレーニングのフォーカスポイント:

  1. レート:レースペースより少し低めのレート。 
  2. 長いレンジ、長い有効レンジで1本1本を確り出力する。
  3. キャッチからの早い掴みと、レッグドライブで体の飛ばしをシンクロする。
  4. フィニシュハーフのボディースイングを推進力に生かすため、ブレード一枚確り押し切るためにハンドルを胸まで高く引き切る

1)付きフォア(木鶏、烈丈夫の2杯並漕) 岸蹴り:5:25

  • 水域: 緑橋下流看板〜笹目橋上流Holiday号間 1500m x 5、 平均水温:14.5℃
  • 1本目: 6:00スタート (緑橋下流の波型看板より)
  • 目標艇速: 1'46.8/500m (100%)
  • レスト: 6分
  • 伴走モーター: ゴムモーター

<結果>
5本中、木鶏が4勝、烈丈夫が1勝。5本を平均すると、木鶏のカンバス差で勝ち。
SpeedCoachの表示艇速及びそれに基づく効率分析結果は以下の通り。
尚、実際の勝敗とSpeedCoachの表示艇速が逆転してしまっているが、これは木鶏と烈丈夫のCAL補正値の相互の誤差によるもの。(まあ、±0.5%程度の誤差はあるという事)

  • 木鶏:平均1'47.9/500m, SR34.0, 2000mSS換算6'54.7、効率98.3%
  • 烈丈夫:平均1'47.6/500m, SR34.1, 2000mSS換算6'54.3、効率99.4%

<動画>
木鶏
https://www.youtube.com/watch?v=y0AmkRlb7iI&edit=vd

烈丈夫
https://www.youtube.com/watch?edit=vd&v=t9UU7RxidGk

2)スカル組(M垣、T橋) 岸蹴り:5:25

  • 水域: 28km地点〜26.5km地点間 1500m x 4、 平均水温:17℃
  • 1本目: 6:05スタート (28km地点より)
  • 目標艇速: M垣:1'59.2(85%), T橋:2'05.1(90%)、ハンデ15秒
  • レスト: 6分
  • 伴走モーター: アルミモーター

<結果>
4本中、T橋がハンデを守りきり、1回逃げ切り。また、以下に記す通り、T橋は目標艇速・効率を超過達成。

  • M垣:平均2'00.6/500m, SR29.0, 2000mSS換算7'48.5、効率82.1%
  • T橋:平均2'03.4/500m, SR30.3, 2000mSS換算7'59.6、効率93.7%

<動画>
M垣
https://www.youtube.com/watch?edit=vd&v=Lumd_gubtuo

T橋
https://www.youtube.com/watch?v=zxP3sTXrfEI&edit=vd

3)V8+天寵 及び J8+天祐 岸蹴り:6:25

  • 水域: 緑橋下流看板〜笹目橋上流Holiday号間 1500m x 5 J8+のハンデ20”、 平均水温:15℃
  • 1本目: 7:00スタート (笹目Holiday号より)
  • 目標艇速: 天寵:1'33.9/500m (105%)、天祐:1'41.2/500m (95%)
  • レスト: 6分
  • 伴走モーター: 天寵:ゴムモーター、天祐:アルミモーター

<結果>
5本全て、天寵が天祐を抜いた。2本目は天祐は抜かれたものの1L以内で粘る事が出来た。
天寵は、今週、水曜・木曜とパフォーマンスが良くなかったが、今朝はジュニアと並べる事で良い出力が出た。特にスタートから飛ばそうという意気込みが見られた。
クルー一丸となって、ドライブの出力を出し切る事から取り組んだ結果、スランプを脱する事が出来た模様。
やはりボート競技は大きな有効レンジで水中出力を出す事が基本だ。

  • 天寵:平均1'34.5/500m, SR36.7, 2000mSS換算6'04.2、効率103.6%
  • 天祐:平均1'41.9/500m, SR35.2, 2000mSS換算6'32.4、効率94.3%

<動画>
天寵
https://www.youtube.com/watch?v=NdIC5uw9_zI&edit=vd

天祐(前半〜中半)
https://www.youtube.com/watch?edit=vd&v=m58BEcvZvos

午後:笹目上流で2000mTT

午後は、通常のUT&技練の100分乗艇の中で、2000mTTを行った。
以下の通り、2杯並漕の3チームに分けて時差出艇し、2000mTTを行った。
2000mのコースは、彩湖水門下流の合流地点(赤白看板の横辺り)をスタート地点とし、大曲付近をゴールとし、南東の風の中、順風環境で実施した。
南東の風3m前後で、下げ潮と喧嘩して、ゴール付近の緑橋より上流は少し水面がチャプチャプしていた。

2艇並漕の各々の艇に専属の伴走モーターを配した。

  • ゴム:
  • アルミ:

スケジュール:

艇   岸けり時刻、 2000mスタート時刻

                                                                                                                        • -

1X(M垣、T橋) 15:20   16:20

4+(木鶏、烈丈夫)15:40   16:40

8+(天祐)    16:00  17:00 (天寵は5番:F間が足を痛めたとのことで棄権)

<フォーカスポイントと狙い>

  1. コンスタントレートは、本番−2枚程度とし、長い有効レンジで1本1本、確り艇を運ぶこと。
  2. 決して、中盤で出力を落とさない事。(中盤以降、ドライブ出力を上げる意識が必要)
  3. 目標とする漕技・出力効率は、レース本番の目標効率-8%、挑戦目標タイム+10秒程度のイメージ。

クルー毎の目標タイム:

  • 松垣: 7'48.7 (82%)
  • 高橋: 8'02.6 (92%) 松垣とのハンデ13秒
  • 木鶏: 6'55.5 (97%)
  • 烈丈夫:6'56.3 (97%)
  • 天祐: 6'31.2 (94%)

<結果>

  • M垣:2000mSS換算 7'40.8、Ave.1'54.7, SR31.4, 効率86.8% 目標超過達成!M垣は中盤でT橋を抜き去り、ゴールでは20m程度の差を付けた。
  • T橋:2000mSS換算 7'58.1、Ave.1'59.0, SR31.1, 効率94.6% 目標超過達成!
  • 木鶏:2000mSS換算 6'56.3、Ave.1'43.6, SR36.4, 効率96.2% 概ね目標オンライン。烈丈夫には1.5L程度の差を付けて勝ち。CAL値誤差の関係でSpeedCoach艇速が烈丈夫と逆転している。
  • 烈丈夫:2000mSS換算 6'55.7、Ave.1'43.4, SR35.6, 効率97.4% 概ね目標オンライン。
  • 天祐:2000mSS換算 6'30.1、Ave.1'37.0, SR36.8, 効率95.0% 概ね目標オンライン。

<動画>
M1X M垣
https://www.youtube.com/watch?edit=vd&v=ECyJfY3li1w

M1X T橋佑弥
https://www.youtube.com/watch?edit=vd&v=P8Dbz00CjsU

M4+ 木鶏
https://www.youtube.com/watch?edit=vd&v=SyzxZ-FHkns

M4+ 烈丈夫
https://www.youtube.com/watch?v=EVPI4KivBtQ&edit=vd

J8+ 天祐
https://www.youtube.com/watch?edit=vd&v=hpVhj90DpQE

以上