8月は明日で終わり。明後日からは9月、もう秋が目の前だ。ということで、つい先週まで続いていた熱帯夜も今週はすっかり収まり、明け方は窓を全開にしていると冷えすぎる位だ。今週も平日夜間乗艇を２回行う予定だったが、どうやら台風が明後日くらいから関東に近づく予想。現在の台風経路予想図では相模湾から上陸しそう。しかもおやじの自宅のある平塚辺りがストライクとなっている。。。相模川台風なんて名前がつかなければ良いが。
という事で、今週の平日夜間乗艇は今日１回となりそうだ。
19時頃にオールを船台に置きに行くと、赤いコーススタルスカルを漕いでいる少々太り気味の中年の男がいた。いつもＫＯ艇庫の土手に置かれている赤い艇だ。持ち主はＪ２のＴ塚氏。当人であろうと思い、「おーＴ塚か？」と声を掛けると当たりだった。どうも時々夕刻に運動不足解消のために乗艇している模様。
インカレ終了後の母校のコンパで、ある学生の腑に落ちない発言を聞いた。要はクラブの理念に抵触する問題であり、おやじは瞬間湯沸かし器の如く頭に血が上った。その場で「話がおかしいじゃないか！」と一声吠えた。要は全日本選手権に対校エイトを出すか・出さないかの話だ。H20年以降、全日本が9月に開催される様になってから、母校の対校エイトは全日本に出漕していない。理由は対校エイトメンバーがインカレで燃え尽きたとか、大学院の試験との兼ね合いで全日本に向けた準備が難しい等、選手サイドの意向で対校エイトを全日本に出漕させられなかったと理解している。（学生スポーツであり、学生に無理強いはできない）しかし、この学生（エイト選手）の発言は、「全日本にはエイトで出漕したかったが、インカレの戦績が不振だったので、エイトでは全日本には出させて貰えなくなった」という話。これがおやじの逆鱗に触れた。要するに選手がエイトで出たいと言っているのに、指導者サイドの意向で全日本にはエイトを解体して、より組しやすい小艇で出すので対校エイトを全日本に出すのは許さない。・・・と瞬間的におやじは理解した。「何なんだこれは！指導者サイドがクラブの理念を覆しているじゃないか！」である。この点を明らかにして貰おうと吠えた訳だが、ある長老ＯＢが「そんな事をここで言うべきでない」と制され、中途半端な形で終わった。現在真偽のほどを確認中だが、未だに釈然としない。。。
この類の話はブログなんかに書くべきでない事は重々承知しているが、事がクラブの理念の問題であり、しかも問題は指導者サイドにありそうなので、敢えて書いた次第。
＜後述談＞本件に関し、コメントにある通り、学生当人からおやじの誤解であり、エイトに出漕を断念したことは、学生自身の判断である旨回答あり。クラブの理念を再確認するという意味で、上記のおやじの誤解は敢えて消さずに残すこととしたい。
クラブの理念の件で、ここ2日程釈然としない状況が続いているが、今日はＫＯエイトのコーチでもあるＴ塚氏（今年５月からKOのコーチに復帰）と会って、何となく気分が晴れた。彼は通算10年ほど、ＫＯ大エイトのコーチをしているが、その内2回もインカレエイトでＫＯを優勝させている名コーチである。おやじはH4年から3シーズン、母校のヘッドコーチをしたが、コーチとしてのインカレエイト最高戦績は決勝4位でメダル無しである。（コーチとしてエイトの好戦績は全日本4位と軽量級銀メダルがあるが。。。）
選手陣ポテンシャルは母校とＫＯは概ね似た様なレベルと思われるので、この戦績の差は、コーチとしての力量差と認めざるを得ない。コーチの立場としては、かなり悔しい。
それを知っているが故にインカレ準決勝でもＫＯエイトのミラクルパフォーマンスが出そうな事は何となく予想していた。これが実際に準決勝で、そのミラクルの実現を目にした時には自分の事の様にワクワクしながら見てしまった。これがKOの伝統の強さなんだと思う。そしてT塚氏が自分の友人である事を今更ながらに嬉しく思った。
以上
