Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

M8+準決勝:

予選のタイムが概ね実力を反映していると思っていたので、準決勝スタート前から準決勝4クルー(仙台、慶応、京大、東大)の中では最下位となる事を予想していた。ただ敗北するのではなく、前半勝負で飛ばしまくるとか、何か戦略を立ててくる事を期待しながら見た。
しかしながら、スタートしてみると、1Qで頭を取ったのは仙台。そして慶応が僅差で続く。2Q/3Qでハイレートで押しまくる慶応が、中盤にトップに立ち、そのまま逃げきる展開。仙台は危なげなく2位を確保する中、京大と東大が遅れを取る展開。この時点で東大の3位以下は確定。京大が仙台を追想して頑張っているのに対して東大はレートが落ちて「アララ」の展開。それ以降は慶応の見事な先述に見ほれて母校クルーの漕ぎを見る事は出来なかった。

M1X決勝:

インカレM1Xの決勝に東大スカラーが出漕するのは指折り数える事が出来る程度と希な事。しかも当人:W田君の予選タイムや準決勝のタイムカーブを見る限りでは、十分に優勝を狙えるチャンス。(優勝出来れば東大として初優勝)さて、スタート。
OBの意気を感じてくれたのか、W田は1Qでかっ飛ばし、500mで早くも水が空いた。このまま逃げきって欲しいと思ったが、逆風の中、1Qで飛ばし過ぎた模様で、2Qで2位以下にドンドン詰められた。1000m付近では3艇が横並びでトップ争いする展開。
1500mでは2人のスカラーに抜かれて3位。このままで行けばメダルは確実と思っていたところ、4位のスカラーとの艇差がドンドン詰まり、3位も危うい展開。ラストは本人も気づいてスパートした結果、辛くも3位となった。ポテンシャル的には十分に優勝できる力はあったが、最後はやはり経験不足(場数を踏んでいない)の弱みが祟って3位となった。でもインカレ3位であり、十分に賞賛に値する戦果と言えるだろう。望むらくは、彼が卒業後もボートを漕ぎ続ける事。

午後は日ボのお勤め:

おやじも日ボの委員であり、日ボ主催レースの運営にお勤めを要請されるケースがある。全日本社会人選手権は自分が選手として出漕しているのでお勤めは無理だが、今回のインカレは断る理由無し。という事で、本日午後のレースでは、1900m〜ゴール間の伴走車確保のための交通整理を担当した。伴走する皆さんも、自分と同じオアズマンであり、特段のトラブル無しでスムーズに交通整理できたと思う。でも自転車の伴走、少々人数が多すぎると思う。そろそろ制限すべき必要がある様だ。

インカレM8+順位決定:

上記の通り、午後の部は日ボ委員としてのお役めで、交通整理を担当。M8+の順位決定戦は、ゴール前しか観戦出来なかった。しかし、レース結果は予選のタイム順通りだった。やはりボートは、「艇速は急に向上しない、地道な努力あるのみ」である。まあ、母校後輩クルーを少し褒めるとすれば、ライバル一橋クルーとのタイム差:東商戦で15秒、予選で10秒、そして今日の順位決定で約8秒と東商戦時からのBehindを半減させたという事。出来れば3週間後の全日本選手権もエイトに出漕し、年度最後の挑戦を挑んで欲しい。
以上