Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

LBRCエイト、代舵コックスにご指導頂く

oyajisculler2007-02-10

先週の戸田ロングレースを終え、今日からH19年度の通常練習に入った。今日はその1回目の乗艇練習だが、クラブのコックスが都合が付かない状況。昨年のワセダレガッタ後の国谷での反省会時に、W大OBクルーのコックスIさんからLBRCエイトの舵を一度引いてみたいという言葉を頂いたことを思い出し、早速お願いしてみた。結果、快諾を頂き、本日コックスをお願いすることになった。
Iさん(右上の方)はW大卒業後母校のコーチや社会人チームの監督をするなど、ずっとボート競技に関わってこられた大ベテラン。出艇前にLBRCメンバーに紹介した後、早速乗艇した。
今日は風も穏やかで気温も10℃以上あり、冬場とは思えないほど心地よい乗艇だった。出艇時刻が満潮だったので、久々の荒川乗艇のIさんも気が楽だったと思う。

漕ぎ出し早々に的確なコーチング:

乗艇練習のメニューは、いつものLBRCクルーの内容。整調のおやじからIさんに乗艇メニューを逐次伝えながら行った。さていつもと違ったのはコックスからの的確且つ手厳しいコーチング。LBRCクルーのコックスは漕手より若いこともあり、あまり細かい点に関してはコーチングが無いが、Iさんは本来コーチでもあり、LBRCクルーの個人個人が改善すべき点に関して細かくご指導頂いた。中には「そんなにダメ押ししないでよ!」という感じの方もいた様だが、皆さん概ねIさんからの細かなコーチングを有り難く聞き入れ、改善すべく取り組んでいた模様。一つ例を挙げれば、後ろで漕いでいる皆さんはキャッチ前のブレードが舞い上がり気味でブレードが戻りながらエントリーしているとのこと。これについては一人一人修正すべき点に関して厳しくチェック頂いた。
秋が瀬までの往路は、ライトパドル。Iさんからのご指導効果もあり、皆さん緊張感を持って漕いでいたためか、いつもより水中の強さが増し、レートが1枚程高めだった。秋が瀬鉄橋を超えたところで写真をパチリ。皆さんの額から汗が出ている通り、往路のライトパドルも確り漕げた模様。

復路はパドル練習は艇速が改善:

秋が瀬折り返し後はパドルの練習。SR30〜32のパドル短漕を行ったが、いつもより泡空きが半枚ほど長く、艇速が改善した。前々回から使い始めた新オール(Smoothie2ブレード)が漕ぎやすいこともあるが、やはり、Iさんの力の入ったコールで後ろの皆さんも水中に力が入った模様。パドル30本までやったところで大曲の下から2000mレースシミュレーションの7分漕を実施した。今日は久々の7分漕ということもあり、コンスタントSR30キープとしたが、実際にはSR30.5〜31で漕ぎと通すことが出来た。やはり後半からスライドレンジが切れて若干シャカシャカする漕ぎになったがいつもよりは少し良かった。
ラストはフォアワークで個人個人の漕技チェックを行い、改善すべき点に関してご指導頂いた。巻頭で書いたキャッチの戻り以外で改善すべきポイントとしてフィニッシュ周りのブレードワークがある。40歳台後半の皆さんは学生時代に使っていた木製マコンオールで漕いだ時とブレードワークが体に染み付いている様であり、最新のブレードの大きなチョッパーオールで漕ぐ際のフィニッシュ突き放し・ブレード離水・フェザーターンのテクニックについて余り良く理解できていないことが今回浮き彫りになった。一応、口頭と身振り手振りでフィニッシュ周りのブレードワークを解説したが、念のため、今回説明したフィニッシュ周りのブレードワークについて説明図を添付する。

念のため、ブレードワーク全体の解説図も添付する。

今回、Iさんに的確なアドバイスを頂いたことで、クルーの技量が少し改善した事を踏まえて、次回以降は、我がLBRCのコックスにも厳しく指導する様に頼もうと思う。
以上