昨日の予選をマコンオールで漕いで調子が良くなかったので、今日は漕艇場に着くと直ちにチョッパーオールを物色。幸い、諏訪清陵中学OBの所有するチョッパーオール(Smoothieブレード、全長368cm, インボード115cm)を借りることが出来た。諏訪清陵中学OBの皆さんに大感謝!
今日は決勝日ということで、ナックルの配艇スケジュールにも若干余裕があり、事前に決勝で使う艇を確認することが出来た。少し整備しようかと考えていると、我々のレース前に成年男子KF決勝があり、そのクルーが我々が決勝で使用する艇を徹底的に整備してくれていた。渡りに船とは正にこのことだ。
レース本番、スタートで飛び出し、逃げ切る:
各種目の決勝レースを観戦していると、我々の決勝レースの時間になってきた。クルーを集めて「絶対に勝つ。その為にはスタートで飛び出し、レートを落とさず逃げ切る」作戦を確認した。さて、本番レーススタート!僅かに500mなので、兎に角レートを上げまくる。ハイピッチで40を超える。いい感じだ。コンスタント落とし際で37。おやじは横を見ずひたすらハイレートで漕ぎまくる。COXが「出た出た!」と声を掛ける。おやじは「まだまだ!」と思いSR36オーバーで飛ばしまくる。すると自然と視界の中にライバル諏訪湖町役場クルーが見えてきた。ここでCOXが「1艇身、水を空けるぞ!」とコール。おやじも「おお行くぞ」とばかりに引き離しに掛かる。およそ250m付近で水が空き、淡青会クルーの勝ちが決まる。よし!後は無事に500mのゴールを切るだけと思い淡々と漕ぎ進める。大きく水を空けてゴールインし、「ヤッター!」と大人気なく勝鬨を上げる。厳しいレースを予想していただけに勝つと素直に嬉しい。
記録の方も1分55秒と好タイム。順風に押されたとは言え、平均年齢50歳のクルーでこのタイムはGoodだ。因みに成年男子KF優勝クルーの500mラップ、及びKF500Aの優勝記録共に1分57秒で、今回のLBRCクルーの艇速は今大会のナックルクルーとしては最速だった。ヨシヨシ!
今回の勝利は嬉しさ倍増:
- おやじ本人は、I波さんとの対戦(シングルスカルとエルゴ)で、これまで勝ったことが無かった。今回、おやじ本職であるSweep整調としてI波さんに勝ったのは素直に嬉しい。これを機に7月の社会人選手権40代1XもI波さんに勝利したい。
- 淡青会BowペアのT柳さんとS藤さんは30年前のインカレエイト決勝で当時主将であったA木町長の乗る明大クルーに負けた経緯あり。今回は30年ぶりのリターンマッチで勝てたことは何より嬉しいとのこと。
諏訪湖レガッタ運営と漕艇場について:
今回はナックルの500mレースを漕いだだけで全体像を見たわけではないが、状況をレポートしてみたい。
- エルゴ専用ルームがあり、発艇前のウォームアップ用に使え便利。エルゴの台数も20台近くあるので大人数でも対応出来る。チェーンにも油を注すなど、よく整備されていた。
- 出艇用の台船も多数あり、待たされることは無かった。
- 大会本部前がスタートとなっていて、レースのスタート状況がよく分かって良かった。レース終了後に回漕するのが丁度クーリングダウンになって、これまた宜しい。
- レース運営も素晴らしく、ラフコンでレースが一時中断となっても余計なストレスを感じることはなかった。
- 欲を言えば、選手が休憩するためのテントをコース周辺に設置してあると有り難い。淡青会クルーは、漕艇場の近くにあるプリンスホテルのロビーを利用させて頂いた。
- 諏訪湖の北岸に設置されたコースであり、南風が吹くとラフコンになるが、コースに沿って浮き消波堤が設置されており、白波が立つことは無かった。(浮き消波堤の下を掻い潜ってきたウネリはあった様だが。。。)
全体的に良い印象を持つことが出来た。新宿から「あずさ」で2時間半で来れ、下諏訪駅から歩いて行ける場所でもあり、アクセスは非常に良い。来年も淡青会クルーで出漕してみたい。