Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

LBRC Flag Shipの入れ替え:リギング調整作業

oyajisculler2006-01-29

今日は戸田ロングレースの日。LBRCの主力メンバーが2名、P会のエイトでこのレースに出漕することもあり、今日のLBRC TOPクルーの練習に参加したのは僅かに3名。ポンドはロングレースで一般クルーは漕げない。丁度、LBRC Flag Shipを一本モノのPOTOMACから、分割艇の光に入れ替える必要があり、今日は3人でこのリギング調整作業を実施した。
先日の遠漕で、これまで光で使用してきたBig Bladeオールは、スリップが大きすぎて手応えがないので、POTOMACで使用していたSmoothieオールと入れ替えた。

LBRC Flag Ship 光(分割艇)のリギング:

昨日の日ボコーチセミナーで、レース距離が短い場合は、gear ration(梃子比)を大きく取るとの話であり、お花見レガッタ、早慶戦招待レースと1000mのスプリントレースに合わせて、年末の2000mレース時より、インボード及びスパンを0.5cm短くしてみた。(オールの振り角が大きくなることも少し期待)

  1. オール:C2 Smoothie、アジャスタブルハンドル、全長370.5cm(実質369.5cm)、インボード114cm(実質113cm)
  2. リガースプレッド:83cm
  3. ワークハイト:整調ペア:17.5cm、ミドルフォア:17cm、Bowペア:16.5cm
  4. Rowing Arc: キャッチ角50度、フィニッシュ角30度となる位置にガンネルにマーキング。(PTH=35cm+(身長-180cm)/2で概ね、フィニッシュ角30度となる)
  5. カバー角:ブレード角+クラッチブッシュ角の合計を4度。(Smoothieは浮き易いので角度を小さめとした)

POTOMACのリギング:

オールをBig Blade2552に変更したことに伴い、オールのブレード角に合わせてクラッチブッシュの角度を調整したのみ。

  1. オール:C2 Big Blade 2552、木製ハンドル、全長373cm、インボード114cm
  2. リガースプレッド:83.5cm
  3. ワークハイト:整調ペア:17.5cm、ミドルフォア:17cm、Bowペア:16.5cm
  4. Rowing Arc: キャッチ角50度、フィニッシュ角30度となる位置にガンネルにマーキング。(PTH=35cm+(身長-180cm)/2で概ね、フィニッシュ角30度となる)
  5. カバー角:ブレード角+クラッチブッシュ角の合計を5度。(BB2552はブレードが沈み易いので角度を大きめとした)

リギング作業後にエルゴトレーニング:

リギング作業をしたN氏とT氏がエルゴ2000m漕の本番トライアルに向けて、今日試漕をしていた。N氏はエルゴ2000m漕をしたことが無いので、先ずは引いてみようということで実施。おやじは別の用事がありアドバイス出来ず、彼一人で適当に漕いだ様だが、7'26"の模様。次回、チャンとペース配分を決めてCOX役の応援団が付けば、7'15"位は出ると思う。T氏の方は2000m漕は次回とした模様。

昨日の日ボコーチセミナーの要点をT大コーチに説明:

昼飯を食べた後で、昨日のコーチセミナーの要点をT大コーチ2名に説明した。尚、ローイングスタイルについてはジャンニの教えるイタリア漕法(①ドライブの序盤は腰を全く使わずに脚だけでドライブすること、②Sweepでも上体の捻転を使わず、上体センターに固執する)は、T大が現在狙っているカナダや米国ナショナルクルーの漕法(①ドライブ前半から腰も使い、脚のドライブを長く使う、②上体を捻転を積極的に使い(上体をややインサイドに傾斜)キャッチではS-sideとB-sideの頭が左右に分かれる=英国人Mike Spracklenの影響大)とスタイルが異なる。どちらが優れているという事はないのだが、最近のエイトの戦績から見るとカナダや米国の漕法の方が、エイトでは良い成績を挙げている。おやじ自身も短い脚のドライブレンジをロスしない様にキャッチから腰を使い、また、上体の捻転を使って漕いでいるので、ローイングスタイルについてはジャンニの啓蒙するイタリア漕法に変えるつもりは無い。第一、キャッチで上体を無理やりセンターに保つためにアウトサイドの肩を下げてキャッチレンジを稼ごうというのは、見ていて不自然だし、美しくない。おやじのRowing美学に反する。まあ、しかしジャンニ個人は好きだ。

自宅に帰ってエルゴ30分漕:

今日は戸田で漕がなかったので、自宅に帰ってからエルゴで30分漕を実施した。昨日のコーチセミナーで、キャッチでハンドルがプラスチックの枠に当たるまで前に伸びると言う教えだったので、早速試してみた。DF130で、SR19〜20で1'57"〜58"位で漕いだ。確かに骨盤を前傾させて前に大きく伸びると、キャッチの蹴りだしでは中々腰が使えず脚だけのドライブとなる。今までエルゴでは余り前に伸びていなかったので新鮮な感じがした。低レートでもそれなりのペースが出るというところは良さそうだ。しかし、ラスト5分で何故か脹脛が攣り始めてきつかった。
以上