Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

EM, 早朝乗艇:

今日はジュニアスカルの荒川乗艇二日目。
今日は午後に大掃除が入っていて時間が押していること、並びにウェイクが7時30分頃、定点往復水域に上がってくる事を勘案し、昨日より30分早めの5時30分岸けりとした。
今朝は良く晴れていたので、5時30分岸蹴りでも何とか艇の動きは見る事が出来た。

コーチモーターは2杯出艇。
ゴムモーターには免許取りたての学生コーチを乗せ、ゴムボート操船のテニオハを指導しながら出艇。
昨夜のうちに、艇庫で船外機の取り扱い方法を教えておいたので、特にトラブルなく、順調に運転出来た。
学生コーチに運転させて良かったことは、自分で運転しなくて良いので、コーチングに集中できる点が良い。今後も同乗者に運転免許を持った者が乗る場合は、其の者に運転させてコーチングするのも良いと思う。

偶々、W1XのK林のW.Upを見ながら定点コーチングの水域へ向かった。W.Upはノーフェザーフィニシュワークをやっていたが、フィニッシュ押し切りの加速感とブレードリリースのタップダウンは、フェザー付きの時より良い感じで出来ていた。フェザー付きでもNFと同じ動きが出来る様にフィンガーターンを習得しよう。

良く見ると、ジュニアのT中が赤いライトを頭の後ろに装着していた。要するに前方を照らすバウ灯であり、白灯が基本だ。赤灯は船尾灯。田中には白灯を装着する様に指導した。
これ以外にも、S本のバウライトの電池が消耗して暗く、殆ど見えなかった。電池切れは灯火無しと同じなので、消耗した電池は早めに交換しよう。

M1XのS本とI崎は2杯で並べていたが、今朝は殆ど五分五分だった。本来、S本の方が体力・艇速共に上であるにも関わらず並んでいるという事は、S本の乗艇の強度が不足しているということ。もっと確り力を出して漕力を伸ばそう。S本はフィンガーターンを覚えて、フィニッシュ有効レンジを伸ばし、無駄にバックを大きく取りすぎる癖を直そう。
I崎はフィニッシュまでブレード一枚の深さで押し切り、ブレードが浅くなる事によるスリップをミニマイズしよう。

E澤はフィニッシュハーフでの艇の加速感をもっと出して行こう。その為にフィニッシュまでブレード一枚体重を載せ続けよう。

無しペアは、3艇の中で、飛鷹のドライブが最も確り押せており、艇速も最も出ていた。但し、キャッチ前のスクウェアリングが遅く、キャッチが戻り気味。
雲雀は、まあまあバランスは安定しているが、ドライブの有効レンジをもっと伸ばしたい。
荒鷲は、昨日は1艇だけ後れを取っていたが、今朝は雲雀とほぼ互角だった。(雲雀の艇速が劣化したのかもしれない)
バウのO川は、以前としてキャッチ前に腕が曲って伸びきっておらず、キャッチでしっかりハンドルにぶら下がる事が出来ていない。フォワードはハンドルに引かれる様にして前に出て、キャッチから100%ハンドルにぶら下がろう。

ジュニアスカルは5名中、4名の姿が見えたが、ライフジャケットを着たA石の姿が序盤の60分で全く見かけなかった。
何かあったのではないかと心配になり、他のジュニアスカルに”A石を見たか?”と問いかけたが”見ていません”とのこと。
これは拙いと考え、下流側でコーチングしているアルミボートに近づくと、何やらM垣とA治の二人がオールを漕いでいた。どうかしたかと操船者のT越に聞くと、”エンジンが止まってしまいかかりません。乗り移ってみてください”と救助を求めてきた。早速乗り移ると、緊急時にエンジンを停止させるための”キルスイッチ&コード”がエンジンから外れて船底に落ちていた。これではエンジンが掛る筈がない。T越は気が動転して、キルスイッチが脱落している事に気付かなかった模様。
直ぐにキルスイッチを装着して、エンジンを始動し、一件落着。

しかし、A石の行方不明問題は未解決のまま。
ジュニアスカルのM田を止めて、”A石見なかったか”と聞くと、”もしかしたら、笹目を超えて上流水域に行ったかも知れない”とのこと。なるほど、前日のPM乗艇の事が記憶に残っており、笹目上流に向かった可能性あり。

大曲から2杯並漕で下ってきた付きフォアクルーに”A石みたか?”と聞くと、”上流にブルーボート(A石)が居ました”とのこと。

やはり、A石は上流に行った模様。
そうこうしているとオレンジのライフジャケットを着たA石の姿が競艇場前付近に見えた。これで一件落着。
A石は安全に対する危険予知能力が少々鈍感な模様。A石には通常より確りと安全指導を徹底する必要がある。

付きフォアの2杯並べは、今日も凌雲が水を明けてリードしていた。凌雲の艇速が上がったというより、飛雲が艇速を落としている模様。差が付き過ぎると均等クルーを組んでいる意味がないので、来週からは使用する艇を互いに入れ替えて、来週からは飛雲クルーが凌雲を使用、凌雲クルーは飛雲を使用させることとした。

乗艇時間が120分になろうとしたので、全クルーを岸けり場に向かわせた。偶々、A石がラストとなったので、石に伴走して岸けり場へ向かった。
A石は再乗艇出来なかったり、沈したり、行方不明になったり、ジュニアの中でも安全関係で最後尾を言っているが、スカルの漕技に関しては、ジュニア5名の中で最も素直に”上手く漕げている”特にブレード一枚長いレンジで、フィニッシュに向けて加速するイメージで確り漕げている点が良い。コーチモーターが付きっきりで伴走したので、本人は必死で漕いだとのこと。常にこのように確り漕げば、たちまち、上手くなるだろう。

そうそう、7時頃に、N大やT経大など他大の艇がワンサカと上流へ向かって漕いでいった。この意味でも週末の荒川乗艇は少し早めの5時30分岸けりが良い様だ。

<写真>
 5時56分。リバーステーション前の定点から戸田橋方向を見る。6時前はこのように未だに暗い。
 6時28分。大曲スタートの6km漕を2杯並漕で下ってきた付きフォア2杯。手前:凌雲が、奥:飛雲を大きく引き離してリード。飛雲は調子を崩して1週目を終えた。
 6時50分。6km漕:2本目の並べを行う付きフォア。2本目も凌雲がリード。
 同上、後れを取る飛雲。並べは気合の勝負だ!
 6時55分。漸く日の出。日の出はこれから1月上旬にかけて徐々に遅くなる。
 6時57分。付きフォア2杯の並漕。2本目は後半にかけて飛雲が盛り返していた。
 7時14分。同上。
 7時28分。太陽を背に受けて漕ぐA石。
 7時29分。A石。
 7時30分。A石の漕ぎはジュニアの中でも最も上手い。手足が長くボート向きの体型。

<動画>

M2-
以下、2−:3艇の艇速。

  • 飛鷹:6km x 2 Ave.2'05.1/500m SR17.1, 2000mSS換算7'42.1, η77.2%(昨日より500m艇速で1.4秒改善)
  • 荒鷲:6km x 2 Ave.2'11.3/500m SR19.4, 2000mSS換算8'05.1, η70.1% (昨日とほとんど同じ艇速)
  • 雲雀:6km x 2 Ave.2'12.4/500m SR19.6, 2000mSS換算8'09.2, η68.8%(昨日より500m艇速で3秒悪化??)

https://www.youtube.com/watch?v=XLsgUE2lyxY&edit=vd
https://www.youtube.com/watch?edit=vd&v=sRuc-sMlQRI

M4+
以下、4+:2艇の艇速。

  • 凌雲(C和泉、S山本、3田中、2清水、B日比谷):6km x 2 Ave.2'01.3/500m SR19.2, 2000mSS換算7'28.3, η79.0%(昨日より500m艇速で0.7秒改善)
  • 飛雲(C石田、S岡本、3相原、2服部、B新田):6km x 2 Ave.2'03.3/500m SR19.4, 2000mSS換算7'35.8, η74.6% (昨日とより500m艇速で1.4秒悪化)

飛雲クルーがややいじけて居る雰囲気あり、来週は艇を入れ替えてリフレッシュする。
https://www.youtube.com/watch?edit=vd&v=IyqCMphDGfY
https://www.youtube.com/watch?v=voDzotW2Vug&edit=vd

M1X, W1X 対校

  • 翔(S本):3km x 3 Ave.2'14.7/500m SR20.1, 2000mSS換算8'28.9, η72.7%(昨日より500m艇速で4秒改善。昨日はラフコンにやられていた模様)
  • 雄輝(I崎):3km x 3 Ave.2'15.3/500m SR20.4, 2000mSS換算8'31.2, η79.6%(昨日より500m艇速で2秒改善)
  • Vega(K林):6km x 2 Ave.2'35.4/500m SR17.9, 2000mSS換算9'33.9, η68.9%(昨日より500m艇速で2秒改善)
  • 紫陽花(E澤):6km x 2 Ave.2'37.7/500m SR18.3, 2000mSS換算9'42.3, η69.7%

https://www.youtube.com/watch?v=_eC9rIapNsI&edit=vd


M1X Jr
コーチが見たジュニアスカラー5名のパフォーマンス順位:
A木>赤石>H恒=T中=M田
https://www.youtube.com/watch?edit=vd&v=uUTm5YyOL_8


対校M1X,W1X,Jr.M1X
https://www.youtube.com/watch?v=5FjDtZptyFs&edit=vd


N大スカル:
N大は全員シングルスカルで出艇。
流石に経験者揃い。フォワードでは全員が確りハイフェザーして全く擦らずに漕いでいた。
フィニシュに向けての加速感も確り出来ていた。
東大のスカラーも日大のスカラーを見て良い点を盗み取ろう。
https://www.youtube.com/watch?edit=vd&v=TQIfG08k6SQ