Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

M2+:月影

付きペアの順位決定戦は、以下の組合せ。とゴールタイム。宿的一橋を僅差で制して勝利!
2:東京大学 7'49.76(2位一橋との差は0.15秒。実際にはレーンプレート1枚分の15cm程度だったのではないだろうか?)
3:大阪大学 7'50.66
4:一橋大学 7'49.91
5:京都大学 7'58.51

レース展開:
1Q:スプリント力のある東大がスタートダッシュで約1Lリード。今回は課題のセトルダウンが上手くゆき、大きなレンジでコンスタントへ。
2Q: SR31.5の低めのレートながら長いレンジで漕ぎ、2Qを巡航。1000mを後続の一橋に0.5L差でリードをキープ。
3Q: 1400m付近で、中盤で強い一橋に抜かれて、約0.5L差で1500mを通過。4Q: ラストに強い阪大(3位を走っていた)が猛然と追い上げてきた。阪大と東大の2艇で一橋を追い上げ、差を詰めた。1750mで阪大に抜かれ3番手となったが、一橋との差は半艇身。ここで東大整調の山本が猛烈にラストスパート。1900mを通過した時には一橋との差が1/3L。2艇の艇速差から見て残り100mで何とか追いつき追い越せると思った。しかし、一橋もラストで上げてきて、2艇ほぼ横並びでゴール。どちらもどっちが勝ったか分からない状況。
写真判定に暫し時間が掛ったが、場内アナウンスで、1着:2レーンのコールあり。
東大が僅差で宿敵:一橋に勝った。
最終日出漕の東大3クルーの内、一番槍の付きペアが1着でゴールし、一気にチーム東大の雰囲気は絶好調となった。

GPS SpeedCoachのメモリーは以下の通り:
1Q: 1'56.5, SS→SR31.5
2Q: 1'59.2, SR31.3
3Q: 2'00.2, SR32.1
4Q: 1'53.8, SR34.5→42.5(1'45.0)

<補足>
付きペアは9クルーしか出漕しなかったため、予選:2レース、敗復:2レース。
東大は予選で一橋、阪大と当って中盤シャカシャカのリズムで負け。
敗復でも、1000mまでトップだったものの、セトルダウンに失敗してシャカシャカのリズムとなり、阪大に負け。
要するに、順位決定戦ではそれまで勝てなかった一橋と阪大に、最後のレースで勝ったという結果。
それまでのレースは、セトルダウンでレンジが切れたままコンスタントに入り、シャカシャカの短いレンジで漕いだ結果、後半で失速して負けるという結果だった。これを踏まえ、今回はセトルダウンで大きく伸びて低めのレートでコンスタントを漕ぎとおすという戦術を取った。これが上手く行き、今回の勝因となった。
序盤でリードし、中盤で堪えて、ラストスパートでライバルを突き放すというレース展開は、付きフォア:舞姫クルー(全員2年生)の準決勝レースを見て、同じ2年生の山本が、”俺たちに無出来る”と感化されたという事だった。
ジュニア選手を中心に、東大ボート部も勝てる集団に変化しつつあることを感じる事が出来た。

https://www.youtube.com/watch?edit=vd&v=b-Y3zuLwU4A