フルタイムで指導しているので、週1程度で女子クルーも見ることになった。
今日の午後は女子の2Xと1Xを指導。
乗艇前に簡単なブリーフィングを実施。以下、指導の要点:
- 現在の東大女子クルーの課題はフィニッシュハーフでブレードが浮いて有効レンジが短いこと。
- これを克服(改善)するため、キャッチからフィニッシュまでのドライブを脚→腰→腕のシリーズで三段ロケットの様に使うこと。
- これにより、ボディースイングをフィニッシュハーフで行う事ができるので、フィニッシュハーフでのブレードが自然に深く入る様になる。
さて、今日の乗艇では:
(1)K林には、今週火曜日からポンド乗艇を見て指摘していたので、少し変化と改善が見られた。これまでシャカシャカでDPSが極端に短かったが、今日の午後の乗艇では1本1本フィニッシュに向けて加速するイメージがついてきた様に見えた。本人も自覚出来ている模様。
(2)ダブルに関しては今日から見たが、どうも二人の漕ぎのイメージや動きが合っておらず、どこから直して良いのやらコーチとしても非常に悩ましい状況。そもそもダブルスカルという種目は、二人のイメージや漕ぎが合わないと不協和音状態(生き地獄)となりやすい。今日見た感じでは、インカレ出漕のクルー構成を今一度見直した方が良い様に思う。
(3)漕手3名の中で最もパフォーマンスが高いのはOであり、Oをシングルとし、E澤とK林を育成のためのダブルという構成が良いと思う。
(4)或いは、インカレクルー編成に向けたテストで最もパフォーマンスが良かったダブルスカルの組み合わせ:O・K林とし、E澤をシングルという組み合わせでも良い。
何れにせよ、現状のダブルスカル構成は見直したいところ。
K林
<動画>PMは撮影しなかったので、早朝乗艇の動画: